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Hitachi

社員紹介 メンテナンス企画・設計

西川 晨也

技術本部 フィールドサービス技術部
2018年入社/工学部 情報・知能工学課程

※所属は取材当時のものです。

ビル設備全般のメンテナンスを担うフィールドサービス技術部に所属し、主に昇降機を担当。「実際に現場でメンテナンス作業を行う全国のフィールドエンジニアに向けて、昇降機の品質管理や安全性向上に関する施策の取りまとめ・推進を行う仕事にやりがいを感じています。」

EVERYDAY LIFE

当たり前をつくっていく

フィールドエンジニアの「安全性向上」という施策を担い、目標達成というゴールに向かって奮闘する

私たちのチームでは、フィールドエンジニアが安全第一に昇降機のメンテナンス作業に取り組めるよう、さまざまなリスク低減策に取り組んでいます。メンテナンス時の安全な作業環境の確保が、利用者に安心してエレベーター・エスカレーターを利用していただくための大前提となるからです。現在私は、全国数万台の昇降機を対象に安全施策の推進を担当しています。その一つが、エレベーター上部(かご上)のメンテナンススペースに、最新の安全対策に適合するようにハンドレール(手すり)の取り付けを行うことです。施策推進に当たっては、私が司令塔となって、作業目標台数の設定や計画の立案、作業手順書の作成、対策品の設計や手配を行い、全国のフィールドエンジニアに展開しています。

しかし、大規模な施策のため、時には計画通りに設置できないことも。例えば、設置箇所に、空調などのさまざまなオプション装置が組まれていて、手順書通りに取り付けができない、といったケースです。ヒアリングを通して現場のフィールドエンジニアと議論を重ねることで、設置できる場合もあれば、用意した対策品では適用できず、そのエレベーター向けの対策が必要になります。その場合は、新たな対策品を個別設計、製造し、現地へ発送、関係者一丸となって対策を推進します。無事に設置を終え、みんなで喜びを分かち合えた瞬間には、それまでの苦労も吹き飛びます。そうした成果を一件ずつ積み上げていくことで、フィールドエンジニアの安全性向上の実現というゴールに着実に向かっていく。その達成感にやりがいを感じながら、施策の推進に日々向き合っています。

Q1

日立ビルシステムに入社を決めた理由

元々、一つの会社で長く勤めたいという思いがありました。就職活動では、さまざまな会社を調べましたが、昇降機をはじめとしたビル設備の製造・販売とそのメンテナンスという安定した事業基盤と、日立グループにおけるビルシステム事業の中核を担っていることに、他社にない大きな魅力を感じ、第一志望だった当社への入社を決めました。

Q2

入社して感じる日立ビルシステムの魅力

安定した事業基盤だけでなく、働きやすい制度やプライベートと両立できる仕組みなどが整備されていることです。在宅勤務やフレックスタイム制度、年休取得促進をはじめ、資格取得、外部研修受講などの自己研さんや休暇などにも利用できるカフェテリアプラン(※)など、オンとオフのいずれも大切にできる環境に魅力を感じています。

(※)カフェテリアプラン:社員に付与されたポイントや補助金を使用して、さまざまなメニューの中から利用したいものを選べる福利厚生の制度

Q3

今後挑戦してみたいこと

日立ビルシステムは、海外にも関連会社があるので、チャンスがあれば、ぜひ各国の昇降機事情やメンテナンス手法について学び、知見を深めたいですね。その上で、日本のメンテナンス技術の安全性や品質を海外の事業者・利用者にも普及し、グローバルなフィールドで安全性の向上を図る施策に挑戦してみたいと考えています。

Q4

応募者へのメッセージ

日立ビルシステムの事業は、社会への影響範囲が広く、スケールの大きい仕事をしたい方にお勧めできる環境があります。また、多くの人が利用する社会貢献性の高い製品やサービスを扱っているので、やりがいや達成感も大いに味わえます。一緒に仕事ができることを楽しみにしています!

MY JOB TYPE

私の仕事

昇降機のアップグレードを常に図り、
安全性向上と高品質を追求する

当部では、私が担当する昇降機以外にも、防犯カメラや設備監視サービス、空調機器といった幅広いビルソリューション製品を扱っています。そして全国約300カ所の事業拠点・約3,000人のフィールドエンジニアを配して全国のメンテナンス現場をカバーし、24時間365日、遠隔監視なども通じて、社会の安全・安心・快適を支えています。その中でも私のミッションは、昇降機を通してこの責任と向き合い、司令塔としてメンテナンス現場をマネジメントしていくこと。そのため、現在担当している「フィールドエンジニアの安全性向上」施策の推進だけではなく、大手デベロッパーのお客さまが自社の商業施設に設置する「専用昇降機のメンテナンスオーダー」への対応や、「フィールドエンジニアの業務フロー・手順の簡略化」といった効率化の推進など、さまざまな角度のタスクにも取り組んでいます。また全国で稼働する約21万台の昇降機の、どれか1台が突然故障した場合でも、情報は全て当社の管制センターを通して私たちに届くので、瞬時の対応が取れる体制も構築されています。メンテナンスを通して昇降機のハードウエア・ソフトウエア両面のアップグレードを常に図りながら、安全性向上と品質を追求する。それが司令塔としての私たちの使命であり、誇りです。

KEYWORD仕事のキーワード

  • チームワークとつながりを実感できる
  • ワークライフバランスを実現しやすい制度あり
  • 規模の大きな仕事に日本各地で携われる

CAREER PATH

キャリアパス

2018

入社後、約半年間(入社当時)の新入社員教育で昇降機の基礎知識を学ぶ。10月に現在のフィールドサービス技術部に配属。OJTにて業務に触れながら、配属部署の任務・重要性・立ち位置を把握する。

2019

お台場営業所でフィールドエンジニアの実習。実際のメンテナンス現場で故障対応や部品交換提案といったお客さまとの折衝、自然災害発生時の復旧作業など、多岐にわたる業務を経験し、現在の仕事の土台となる現場感覚を磨く。

2022

フィールドエンジニアの実習が終了。約3年にわたって培った知識や経験値を基に、メンテナンス時の安全性向上を全国に展開する施策や、個別の保守・故障対応など、さまざまな事案の推進・進捗管理を担当中。

SCHEDULE

1日の仕事の流れ

08:50

朝礼・メール確認を通して一日の業務の進捗、やるべきことを確認する

10:00

施策の進捗を把握。問題点はフィールドエンジニアと連携して解決策を検討する

12:00

先輩社員や同期と昼食。お気に入りは唐揚げ定食

13:00

進行中のプロジェクトの仕様書の作成・打ち合わせ

15:00

施策の進捗や問題点を支社・営業所と共有する

18:00

次の日のタスクを確認・整理して帰宅