武藤 大樹
首都圏支社 改販営業技術部
2018年入社/工学部 機械工学科
※所属は取材当時のものです。
入社後一貫して、既存の昇降機のリニューアル提案・見積もり・図面作成を行うプレサービス業務と、昇降機の仕様決定業務を担当。「リニューアルした昇降機をお客さまに引き渡す際、『乗り心地が良くなった』『意匠がきれいになった』等のお褒めの言葉をいただくと達成感を覚えます。」
EVERYDAY LIFE
当たり前をつくっていく
関係部署との連携の下、
新機能を付加した昇降機を
入社5年目、世界中がコロナ禍の影響で覆われていた中、ある学校に納められているエレベーターのリニューアルを担当することになりました。お客さまのご要望は、「ボタンを押さずにエレベーターを呼べる仕様にしたい」ということ。それ以前にも、コロナ禍でボタンの部分にカバーを付けて直接触らないようにするという案件であれば多々あったのですが……。「ボタンを押さずに呼ぶ」機能を付けたいというご要望はこの時が初めてでした。その時、私は、以前に開発部門で新しく開発された装置で、本案件に使えそうなものがあったはずだと思い当たりました。それは、センサーで反応するタイプの「非接触登録装置」です。改めて深く調べてみて、「やはり使える」と確信し、開発部門にも確認を取りました。
すぐにお客さまに提案したところ、その提案はスムーズに採用となり、受注をいただくことができました。しかし、ここからが苦労の連続。当時は開発されたばかりで、設計部門も施工部門も対応したことのない機能だったため、密に連携をとって打ち合わせを重ねていく必要があったのです。設計部門には、これまで自身が担当した昇降機とは異なる仕様での設計をお願いしたり、また、配線やつなぎ込みの方法を設計部門と確認しつつ、施工部門と連携したり……。そうして完成したエレベーターをお客さまに引き渡す際には、「要望通りになった」と大変に感謝されました。お客さまの全てのご要望に応えることは決して簡単なことではありませんが、最大限検討し、ご要望に応えられた時の感動は何ものにも代え難いと実感した経験となりました。

Q1
日立ビルシステムに入社を決めた理由
モノづくり関係の仕事を中心に企業研究をしていた際、大学主催の企業説明会で知ったのが当社でした。昇降機は重要な社会インフラであり、直接、人のためになるモノづくりに携わりたいという自分の思いにマッチ。その後の選考過程でも、社員の話を聞いて、やりがいのある仕事だと確信でき、入社を決めました。
Q2
入社して感じる日立ビルシステムの魅力
当社は、製造・販売だけではなく、メンテナンスサービスを提供する一貫体制であることにより、現地の状況やお客さまの利用方法等の情報が入手できます。そのため、私たちリニューアル部門として、お客さまのご要望のみならず、幅広い視点で、より快適に利用いただける昇降機を提案することができます。それが大きな魅力です。
Q3
今後挑戦してみたいこと
これまでは中低層のビルやマンションなどの案件に携わることが多かったのですが、首都圏には経年劣化が進んだ超高層ビルや大型商業施設などもたくさんあります。今後は、そうした建物に納められている昇降機のリニューアル業務を担当してみたいと考えています。
Q4
応募者へのメッセージ
専門的な知識やスキルがなければやっていけないのではないかと不安な方もいると思います。しかし、入社後、新人社員教育をはじめ、さまざまな研修の場で学ぶ機会があり、先輩社員がしっかりとサポートしてくれる働きやすい職場なので、ご安心を。好奇心・向上心を持ち、周りの人たちと協力して仕事に取り組むことができる方にふさわしい会社です。
MY JOB TYPE
私の仕事
お客さまの今後の利用方法を見据えて、
既存の昇降機のリニューアルを行う
昇降機のリニューアルが新設と大きく異なるのは、既存の昇降機を調査する必要があること。納めた当時の製品図面や建築図面、据付施工図面などを基に現地調査を行います。この時、図面と違う部分も出てくることもあるため、正確に測定することが重要です。その調査結果を踏まえて、お客さまの今後の利用方法を考慮した新しい昇降機を提案し、設計事務所、建設会社などと打ち合わせを重ねて、昇降機の仕様を決めていきます。仕様決定後は、設計・施工部門に引き継ぎ、打ち合わせを行いながら、お客さまへの製品引き渡しまで対応していきます。お客さまが要望されるリニューアル内容は、「バリアフリー化したい」「セキュリティ機能を追加したい」「既存の昇降機を撤去し、昇降機を一新したい」など、さまざま。建物の構造との兼ね合いもあり、そのすべてに応えることができない場合もありますが、常に最大限ご要望をかなえられるように努めています。苦労はありますが、据付後、お客さまに「日立ビルシステムに任せてよかった」とのお言葉をいただくと喜びを感じます。

KEYWORD仕事のキーワード
- お客さまの要望を具現化できる
- 他部門とのチームワーク大事
- 東京を中心にいろいろな現場に行ける
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