ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)を成長の源として推進する日立ビルシステムで、
社員たちはどのような職場環境のなか、いかにワークライフバランスを保って働いているのか?
3人の社員に自らの働き方について語り合ってもらった。
PROFILE
- 所属は取材当時のものです。
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デジタル開発本部 サービスプラットフォーム開発部
大野 航
2014年入社/新領域創成科学研究科 社会文化環境学専攻
日立製作所 情報システム社に入社。日立ストレージ向けAPI、コンテナ向けストレージ管理プラグインソフトウェアなどの設計開発を担当。2020年、グループ公募にてビルシステムビジネスユニットへ異動、2022年に日立ビルシステムに出向し現職に至る。
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首都圏支社 新設営業技術部
王 威力
2017年入社/都市環境学部 都市環境学科
入社後、現部署に配属され、以来、新設エレベーターの仕様決定業務を担当。2021年より産休・育休を取得し、2023年に復帰後は、社内での仕事(新規作図や図面チェックなど)をメインに担当している。
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人事総務本部 労政・処遇企画部
処遇グループ上田 花菜
2023年入社/文学部 総合心理科学科
入社後、現部署に配属。以来、主に従業員の処遇(賃金考課・賞与考課など)に関する業務を担当。DEIに関する社内セミナーの事務局も経験した。
THEME 01
職場の雰囲気、働く社員の印象は?
年齢、性別、立場に関係なく
働きやすい職場
大野
大野私の職場には、20代から40代まで幅広い年代のメンバーがいますが、年代の壁を超えてコミュニケーションは非常に良好です。みんなで一つの目標に向かって業務を進める中、誰もが言いたいことが言える雰囲気ですね。「1 on 1」という、上司と部下が対話をする機会も設けられていて、下から上に対しても非常に意見を言いやすいです。
王
王私の職場も年代関係なく、意見交換は盛んです。たとえば、20代の若手社員が「マニュアルのここが使いづらい」という意見を出した際も、それをしっかり取り上げて、改善していくという動きになりました。また、職場内だけでなく、月1回、全国の営業技術部門の社員が集まる会議で、日々の業務の中で気がついた課題や業務改善点について意見を出すことができるのも、社内の風通しの良さにつながっていると思います。
上田
上田皆さんと同様、とても居心地いい職場です。「1 on 1」では、上司と仕事の話だけでなく、自分の趣味の話もしているので、「この日、ライブに行くので休みます」ということも言いやすいです。翌日、出社すると、「ライブ、どうだった?」なんて会話になったり。どんな理由であれ、気兼ねなく休みが取れるのがうれしいですね。

王
王私の上長は「明日ゴルフだから」と言って休みますよ。ちょっと話は変わるのですが、私が入社時に心配していたのは、エレベーターや建築の業界は男性社会というイメージがあったこと。でも、その心配は杞憂でした。入社以来、男女の隔たりはまったく感じていませんし、最近は私と同じ職種の女性社員も増えています。
上田
上田私が所属している人事総務本部はそうでもないですが、社内を見渡してみると、どうしても男性が多い職場はありますよね。そんななか、DEIに関するセミナーの事務局を担当した際に実感したのは、女性社員の働きやすさへの関心の高まりです。男性の管理職社員から「今度、職場に女性の部下が入ってくるんだけど、どんなことを知っておけばいいのか」という問い合わせがあったり、一方で女性社員から、「上長とこういう風に会話をしたいのだけど」という相談があったり。また、社内で女性のコミュニティが生まれたりと、女性社員がより働きやすい職場へと進化していると思います。
大野
大野子育て中の社員の働き方に関しても、男女関係なく、職場は応援してくれています。私を含めて子育て中の社員はそれぞれ、毎朝、子どもを保育園や幼稚園に送るために始業時間をずらしたり、夕方、迎えに行くために退社時間を早めたりしていますが、チームみんなで助け合ってうまく業務を回しています。

THEME 02
それぞれのワークライフバランス
仕事とプライベート、
両方の充実を図りつつ
キャリアップ
王
王私は約1年5カ月間の産休・育休取得後、同じ職場に復帰しましたが、その中で非常に役に立ったのは、オンラインで参加した会社主催の「産休前復職セミナー」でした。自分の上長も一緒に参加するというもので、セミナー後、上長と面談して、「今後の仕事をどうしたいか」、話し合うことができて。そこで「今の部署で働き続けたいです」と伝えたことで、安心して産休に入ることができました。
上田
上田上長にも参加してもらって、当事者意識を持ってもらうのは重要ですよね。私のライフイベントはまだ先だと思いますが、自分事として考えてみても、産休・育休後は、希望とは違う部署に異動させられるんじゃないか、なんて不安は大きいのではないかと思います。そんな時、上長が自分と同じ意識でいてくれるのはいいですよね。
大野
大野私は第二子が誕生して半年後の5カ月間、育休を取得しました。二人の子どもの世話をする妻の様子を見ていて、これは大変そうだなと思いまして。職場の皆さんも「ぜひ育休を取って」と応援してくれて、また、周りにも育休を取得された男性先輩社員がいたので、取得することにまったく不安はありませんでした。もちろん、取得前に業務の引き継ぎはきっちりしましたが。
上田
上田新米パパ・ママの不安を解消するための「プレパパ・プレママセミナー」そこにも男女平等の精神が貫かれています。

大野
大野とはいえ、復帰にあたっては、以前の業務のリズムにすぐ戻れるかなとは心配しました。しかし、職場の方々がブランクを感じさせない雰囲気で迎え入れてくれたこともあり、すぐに以前のリズムに戻りました。自分の部下が育休を取得したいと言ってきた時には、自分の経験を踏まえて、業務の引き継ぎの仕方等、アドバイスできればと思っています。
王
王私は復帰後1年、子どもの体調が安定せず、以前と同じような仕事はできませんでした。しかし、最近、子どもの体調が落ち着いてきたので、少しずつ仕事に力を入れていこうとしていて、上長とも今後の私の業務について話しているところ。「今の業務は量的に大丈夫?」などと、子育て中の働き方を考慮していただきつつ、今後の自身のキャリアアップも視野に入れてくれていることがわかり、とても心強く感じています。
上田
上田人事総務本部としては、子育て中、介護中などの事情に関わらず、基本的に休みがその後の評価に影響することはない、と社内にアナウンスしています。私自身は子育て中でも介護中でもありませんが、プライベートな時間をしっかり確保することを前提として、担当業務の進捗を見ながらスケジュールを調整しています。それを上長とも共有できているので業務に支障なく、ワークライフバランスをしっかり保つことができています。

THEME 03
これから描くライフスタイルと、
応募者へのメッセージ
働きやすさを追求しながら、
仕事に邁進
大野
大野子どもは今5歳と3歳。彼らの成長を見守りつつ、ワークライフバランスを取りながら、業務に取り組んでいきたいと思っています。今私が開発しているビルIoTソリューション「BuilMirai」は、これからの成長が期待される分野の製品サービス。この開発に関わる多くの関係者の皆さんとともに、お互いの働きやすさを考慮しつつ、スマートビル業界のスタンダードとなるソリューションへと成長させていくことが、私の目標です。
王
王まだ子どもが小さいため、お客さまとの打合せなど、外に出る業務にはまだ携われない状況です。その分、現場に出ている職場の皆さんたちのために大きな助けになるような取り組みをしたいと思っています。また、将来的に子どもが手を離れたら、さらなる自己成長に向けていろんな仕事をやっていきたいと考えています。「そろそろ○○にチャレンジしたい」という希望を聞いてもらえる環境なので、そこは安心しています。
上田
上田プライベートも仕事も今、すごく充実しています。職場の雰囲気がいいと、仕事も頑張ろうと思えるんですよね。私は2年目なので、もちろん課題はたくさんあります。グループの打合せでも、「どう思う?」などと意見を求められ、また上司からは「業務内容を自分のやりやすいように変えていいから」と言われていますが、その期待に応えられていない自分がいて……。今後は企画や提案にどしどしチャレンジしていきたいです。

大野
大野今まで話してきたように、当社はDEIの観点でも発展中。働きやすい環境で、かつ、社会インフラを支えるという非常にやりがいのある仕事ができるので、応募者の皆さんにぜひ注目してほしいです。
王
王自分のやりたいこと、自分の将来像について発信しやすくて、すごく働きやすい。自分の経験を通じて自信を持ってそう言えます。
上田
上田応募者の皆さんには、自分がどういう働き方をしたいのか、イメージを持ってもらいたいと思います。当社は多様な働き方が実現できる会社。そのあたりのことを調べて、話を聞いて、行動してみてください。皆さんがイメージする働き方と、当社の働き方が一致したら、これほどうれしいことはありません。
