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Hitachi

社員紹介 品質保証

川合 央子

品質保証本部 昇降機フィールド品質保証部
2010年入社/社会工学 都市計画専攻

※所属は取材当時のものです。

国内外の昇降機保全、品質管理を担う部署に所属し、自身は主に海外の関連会社との連携の下、日立製昇降機の製品・サービス品質の維持・向上に関わる業務を担当。「言語の壁もあり、意思疎通が思うようにいかない場面もありますが、その壁を超えて、品質保証体制をより良いものに変えていくことができた時、とてもやりがいを感じます。」

EVERYDAY LIFE

当たり前をつくっていく

育休からの復帰直後に任された、
品質保証体制の見える化

「日立グループの海外の昇降機次行会社10社分の品質保証体制を見える化する」という大仕事を私が任されたのは、育休からの復帰直後でした。最初に感じたのは、復帰間もないということもあり、私にこの仕事がやり切れるのか、という不安。一方で、このような仕事を任せてもらえるうれしさもありました。そんな私の様子を察してか、当時の上司から伝えていただいたのは、「入社以来、品質保証の業務に幅広く携わってきた川合がこれまで経験してきたことを生かせるはず。川合に向いている仕事だと思う」。この言葉に勇気を得た私は、とにかく自分ができることを最大限頑張ってみようと、取り組み始めました。

その後は、日立のガイドラインや国内の関連基準、品質マネジメントシステムに関する文献を読みあさり、また、これまでのキャリアの中で築いてきた人脈を生かして、いろんな部署の方々に海外事業や品質保証体制について聞いて回ったり……。そうして得た情報を整理して、何度も部内レビューと訂正作業を繰り返し、職場メンバーにも協力してもらいながら、およそ1年をかけて、各社の品質保証体制を見える化するための約170のチェック項目をまとめ、各社に展開。そのチェック結果から、各社で不足する取り組みなどに対する効果的な改善の推進につなげることができ、さらなる品質の向上に貢献できたと思います。この経験を通して、試行錯誤を繰り返し、メンバーとも協議を重ね、ベストと考えられるものを形にしていくことの充実感、達成感を味わえたことは、私にとって大きな転機に。産休・育休〜復帰を経ても、キャリアアップができることを実感したことで、今後もキャリアを重ねていく中で自分なりに成長していきたいと強く思うようになりました。

Q1

日立ビルシステムに入社を決めた理由

大学で都市計画を専攻し、社会インフラやモノづくりに興味があったこと。また、茨城県出身で幼少期からHitachiの会社のロゴマークや水戸事業所のエレベーター研究塔を目にする機会が多く、とても身近に感じていたことから、当社を志望。さらに会社説明会での先輩社員の応対や雰囲気が好印象で、長く勤めることができそうだと感じ、入社を決めました。

Q2

入社して感じる日立ビルシステムの魅力

スキルアップ研修や自己啓発プログラムが充実しており、そのラインアップも専門的なスキルに関わるものから、言語学習、コミュニケーションスキル、論理的思考まで幅広いのが魅力。仕事直結の知識だけでなく、人間力も高めていくことができます。また、フレックス勤務・休暇取得、育児・仕事両立支援金制度など、全ての社員の働きやすさをサポートするさまざまな体制があります。

Q3

今後挑戦してみたいこと

子どもがもう少し大きくなったら、出張対応など、仕事のフィールドを広げていきたいです。現在はWeb会議を中心に海外の日立グループ各社の方々とコミュニケーションをとっていますが、それだとニュアンスが伝わらない場合もあり、もどかしい思いをすることも。海外出張をして、直に皆さんとコミュニケーションができればと思っています。

Q4

応募者へのメッセージ

皆さん、それぞれの悩みや不安の中で自分の就活の軸探しなどを行っていることと思います。周りを見て焦ったり、考えすぎてよく分からなくなってしまうこともあるのでは?でも、そんな時こそ、息抜きをして、心と身体をリフレッシュ!自分のペースで大丈夫。自分の直感を信じていろいろな会社に足を運んでみてください。皆さんが納得のいく就活ができることを心より応援しています!

MY JOB TYPE

私の仕事

海外に展開する当社製品・
サービス品質の維持・向上をめざす

2019年の育休復帰後、現在の部署に所属し、自身は主に海外の日立昇降機の製品・サービス品質の維持・向上に向けて、海外の日立グループ各社の方々と連携して、品質指標の統計や情報分析を行っています。そうした中で、各社共通の課題があった場合、Web会議で各社の方々みんなと一緒に話し合います。そして、その結果を基に、各社の品質保証プロセスの強化に向けて、今後の改善活動計画を立案し、それを各社に実施してもらいます。「品質保証体制の見える化」はいったん実現しましたが、品質保証体制の確立は一朝一夕にはいきません。海外各国と日本とでは、故障や、故障が起きる前の点検に対する考え方・価値観が違ったりすることも。そのため、日本と同じようなやり方を実施してください、と押し付けても、うまくいかなかったりもします。そんな中でも、日立としての品質保証レベルを海外においても守り切るのが、私たちの使命。しかし、まだまだ海外に展開すべき質保証の基準は残っているのが現状です。そこで、現在は、グローバル統一で適用する業務基準やマニュアルの策定なども行っています。

KEYWORD仕事のキーワード

  • 海外との接点が実は結構ある
  • 日立クオリティを守る最後の砦
  • お客さまに安全・安心を提供する

CAREER PATH

キャリアパス

2015

入社以来、ビルソリューション商品の品質保証などを担当後、新設するエレベーターの品質検査を行う部署へ異動。標準型・オーダー型エレベーターの製品と、検査の基本を学ぶとともに、基準やマニュアル整備の重要性、それらを守る義務を再認識する。

2021

Champions活動(従業員がチームを組んで働き方改革や業務改善などの視点から経営幹部に対して提言を行う活動)に参画。本社・支社メンバーと連携して、課題・問題点の整理と協議を重ね、さまざまな提言を行う。各職場の業務内容への理解も深める。

2022

時短勤務を継続する中、担当業務や仕事量なども変化し、業務管理スキルやチームメンバーとの日頃からのコミュニケーションの重要性を再認識する。

SCHEDULE

1日の仕事の流れ

09:35

小学生の子どもを送り出し、家の掃除や洗濯を済ませて始業(在宅勤務)、メールチェック

10:00

係ミーティング(Web会議)で軽い雑談後、連絡事項を確認し、業務進捗の報告と相談を行う

12:00

自宅で昼食を取り、録画したドラマを見ながら夕食の下準備を行う

13:00

新規制定に向けて策定中のグローバル業務基準の編集作業を行う

16:00

海外の日立グループ各社のメンバーと月次ミーティング(Web会議)

17:20

当日タスクの達成状況を振り返り、直近数日分のタスクを整理して終業

※仕事と家庭の両立に向けて時短勤務、在宅勤務を積極的に取り入れています。