蘓原 理沙
首都圏支社 第一施設部
2016年入社/総合科学部 経営学科卒
※所属は取材当時のものです。
横浜新設・改販施工管理グループに所属し、主に新設昇降機を納品する際の現地での据付工事の管理に携わる。「スケジュール調整や作業者・資材の手配、安全・品質・コスト管理、引き渡しに向けた検査対応など、さまざまな業務を担い、責任を持って納品までをやり切ることにやりがいを感じています。」
EVERYDAY LIFE
当たり前をつくっていく
いくつもの“初めて”を経験し、
施工管理担当として大きく成長する
入社4年目に横浜の高層マンション用のオーダー型エレベーターを納品した案件は、成長のステップとなった出来事として記憶に残っています。その理由は、イレギュラーなことを多く経験した現場だったからです。オーダー型エレベーターの施工には、これまで主に担当してきた標準型とは違うノウハウが必要で、「初めて」尽くしの現場でした。例えば、当時の標準型の巻上機は1階への設置が基本でしたが、高層用のオーダー型エレベーターは建物の最上部に設置します。そのため、巻上機をはじめとする周辺の構成部材や設置パーツ、据付の段取りなど、規格品とは違う複雑な手配や調整が必要でした。
さらにイレギュラーだったのは、そんな未経験の現場にも関わらず、パートナーとなる据付作業員が「初めて」ご一緒する関西の協力会社の方々だったこと。実は施工日程が周辺のマンション建設の繁忙期とちょうど重なり、近隣での作業される方の手配が見込めなかったためです。当社の強みである、全国に広がるネットワークを活用して作業員を確保したのですが、初めてパートナーとなる不安がありました。しかし、お会いしたリーダーの方は、オーダー製品の経験が豊富で、なんでも相談できる方でした。私は安心して、設置に必要な資材や段取りなど、あらゆる質問を投げかけ、そこで得た知識を基に社内外と無我夢中で連携。おかげで、オーダー型エレベーターの施工管理ノウハウを深く学ぶことができました。何よりもうれしいのは、今も連絡を取り合える関係を築けたこと。困ったことをすぐに相談できる関係が続いていますし、この方を起点に新たなネットワークも生まれました。この案件での経験は、私のキャリアの貴重な財産。施工管理担当として自信を深めるステップとなりました。

Q1
日立ビルシステムに入社を決めた理由
私は0を1にする営業よりも、1を10に広げる仕事が向いていると自己分析していました。また、さまざまな人と接することにも興味があり、その観点から探し出したのが施工管理という仕事でした。卒業論文が昇降機関係のテーマだったこともあり、この業界に的を絞った結果、世界に通用する技術を持つ当社と出会い、志望を固めました。
Q2
入社して感じる日立ビルシステムの魅力
当社には、若手からベテランまで、多くの仲間の現場経験から生まれた知恵や匠の技がストックされています。そうした全国の仲間に問題解決方法を気軽に相談でき、必要に応じて業務応援といった助け合いも行われています。仕事を行う上でとても恵まれた環境があり、これは当社ならではの大きな魅力だと思います。
Q3
今後挑戦してみたいこと
施工管理の仕事を通じて気づいたことは、営業技術部門が作成する設置図面を受け取ってからでは、施工準備に遅れが出る段取りがあること。図面に先行して、必要な部材や設置機材を現場と相談できれば、きっと工事のロスを少なくできるはず。施工経験を生かして、昇降機の仕様検討やプレサービス等を行う営業技術部門に挑戦したい。
Q4
応募者へのメッセージ
施工管理は一見すると分かりにくい仕事ですが、大勢の力を結集して昇降機を建物に納める、まさに昇降機据付・納品の“大詰め”のパートに責任を持つ仕事です。コミュニケーションが好き、みんなの力を束ねるのが好き、みんなと一緒につくり上げていくことが好きな方々には、きっと最適な職種です。ぜひ興味を持ってもらえたらうれしいです。
MY JOB TYPE
私の仕事
コミュニケーション力を発揮し、
お客さまが求める昇降機を形にする
昇降機の据付では、お客さまをはじめとする社内外のさまざまな関係者・部署と連携して、品質・安全・コスト管理を追求する必要があり、その現場で私が最も大切にしているのはコミュニケーションです。例えば、昇降機の設置用図面を起こす営業技術部門との連携、お客さま先である建築現場での施工打ち合わせ、据付作業者との現場確認・スケジュール調整など、あらゆる場面においてコミュニケーションが発生します。着工後も工事現場を管理し、発生する問題に対応。据付完了後は、当社の品質保証部門の検査を受け、問題があれば改善していきます。これらの全てのプロセスにおいて、さまざまな関係者と会話を通して常に意思疎通を図り、考え方の違う関係者とも協力し合える信頼関係を築いておく。そして、万が一問題が発生した場合、どこに相談するか、誰が解決策を持っているか、頼れるネットワークも築いておく。これらは、いずれも高いコミュニケーション力が土台にあってこそだと思います。その力を発揮して、お客さまが求める昇降機を形にできた時は、いつも大きな達成感があり、それがこの仕事の醍醐味だと感じています。

KEYWORD仕事のキーワード
- スケジュールを自分で組み立てる仕事
- 人とのコミュニケーションが楽しい
- 職場に女性が増えてきた
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