稲本 千夏
首都圏支社 生産管理部
2018年入社/経済学部 経済学科
※所属は取材当時のものです。
横浜エリアの昇降機の新設・リニューアル工事に関わる費用の支払い業務、業績管理業務、予算作成業務などを担当。「いわば、工事部門の財布を握る立場。予算を組んだ時よりも損益改善できた時や、多台数の工事現場が問題なく完了した時、自身の取り組みが役に立ったという達成感を覚えます。」
EVERYDAY LIFE
当たり前をつくっていく
12台に及ぶ多台数のリニューアル工事に携わり、大きな成果を挙げたことが自分の自信に
3年目にその案件がもたらされた時、感じたのは「本当にこの現場の発注を管理できるのか?」という戸惑いでした。宿泊施設の全面改装工事に伴う、エレベーター8台、エスカレーター4台の計12台に及ぶ多台数のリニューアル工事だったからです。ここまで大きな現場に携わることのなかった私にとっては大きな挑戦です。建物の大改修でいろいろな業者さんが入る中での、当社の昇降機のリニューアル工事となれば、例えば、建設会社との調整がうまくいかず、昇降機の工期をずらす必要が生じたりすることも。その場合は、外注作業費の補填(ほてん)が必要になります。果たして、自分にこの仕事を完遂できるのか。不安を抱きつつ、仕事に挑みました。
工事が始まってみると、想像通り、困難の連続。着工後に建設会社希望による施工方法の変更や、度重なる追加仕様の対応が発生したのです。その中でタイムリーに営業技術部門および生産管理部門内に見積書の作成を依頼し、さらに施工管理部門と連携し、どこでどのくらい費用が発生するのか、明らかな数字を出して、その後は、案件窓口の営業部門に建設会社への追加予算を得られるよう依頼をしました。その結果、最終的に数千万におよぶ追加費用を獲得。各部署が一丸となって解決に向かっていけば、大きな成果が得られるのだと実感できました。また、本工事は建設会社の要求納期内に引き渡しが完了し、お客さまから高い評価をいただけたのもうれしかったこと。タイムリーな追加予算の申し入れなどがその一助になったことに手応えを感じ、自分の自信にもなりました。

Q1
日立ビルシステムに入社を決めた理由
日立グループの一員であるため、安定して長く働くことができると思ったのが大きな理由です。また、選考がスムーズに進んだことでさらに好印象に。人事の方もとても良い方で、自然体で会話でき、就職活動だと思えないほどにノンストレスだったため、ここなら自分らしく働くことができると思いました。
Q2
入社して感じる日立ビルシステムの魅力
私の仕事は、一人でできる仕事ではありません。私の前の工程にも誰かがいて、その先にも誰かがいます。そんな中、業務で困った時に、これまでの過程、これからの過程について、相談できる相手がたくさんいるのが、当社の魅力。みんなで現場をつくり上げるという意識があって一体感があります。
Q3
今後挑戦してみたいこと
元々数字を扱うことを得意としていて、今後も数字を扱う仕事をしていきたいという思いは変わりません。現在は、工事部門の業績や売り上げ管理に重点を置いて業務を行っていますが、将来的には、販売部門の売り上げ管理や、機器費など、工事部門以外の収支も見ながら業務に携われるようになりたいです。
Q4
応募者へのメッセージ
専門知識がないと携わりづらい業界の印象がありますが、心配ありません。私も、建物について何も知らずに入社し、今でも知らないことはたくさんあります。しかし、分からないことや不安なことは周りの人が教えてくれるし、助けてくれるため、難なく仕事に取り組むことができています。
MY JOB TYPE
私の仕事
エレベーター工事に関わる費用を管理し、
工事部門の収支の適正化を図る
横浜エリアの新設・リニューアル工事に関わる費用(部品・作業・その他経費)の支払い業務や、業績・予実算管理業務を担っています。この仕事がなければ、工事費用はどんどん膨らんでいき、収支圧迫につながりかねません。具体的には、支払い業務を行いながら、現場ごと、エレベーター1台ごとに、予算に対してどこまで改善できているか、どんな改善ができるか、どこまで圧迫させてしまうのかをつぶさに見ています。その結果、改善策が必要であれば、工事部門に「このような手配を行えば、このように費用が低減できる」といった施策を提案します。このように私が提案した施策を、施工管理部門の担当者が実践した結果、損益改善につながった時は大きなやりがいを感じます。また、費用が膨らみがちな事例の一つは、既存の建物のリニューアル工事。既存のエレベーターを撤去してみて初めて追加費用が必要と分かることがあるからです。この場合、追加費用が妥当かどうか、営業技術部門や工場などの各部署と連携を取り、最初の見積もり金額の根拠も明らかにしつつ精査します。損益改善は、多くの関係者の協力があってこそ達成できる仕事。その意味で、皆さんが費用低減策について一緒に考えてくれた時も喜びを感じます。

KEYWORD仕事のキーワード
- プロジェクトの収益 損益改善
- 関わる人が多く距離も近め(飲み仲間)
- 現場のサポート
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