エスカレーターは常に動いているため、不安定な乗り方をすると、転倒する恐れがあります。
特に、幼児や高齢者は、乗り降りの際にバランスを崩し、転倒する恐れがありますので、保護者や付き添い者が手をつないで乗るように指導してください。併せて、以下の内容について、利用者をよく指導してください。
ゴム靴やビニール靴などをスカートガードやステップのライザーに押しつけていると、スカートガードとの隙間、ステップの隙間やコム(くし)の部分に挟まれる恐れがあります。
ハンドレール(手すり)に手が届かない幼児や低学年の児童、高齢者は、付き添い者が手をつなぎ、ステップ(踏段)の黄色い線を踏まないで乗ってください。
また、ハンドレールにやっと手が届く幼児は、スカートガードに触れていると隙間に挟まれる恐れがあります。
ハンドレールから体を乗り出していると、天井、交差部保護板(三角部ガード板)や壁などに頭を挟む恐れがあります。
ベビーカーや車いす、買い物カートをエスカレーターに乗せることはやめてください。停電などでエスカレーターが急停止した場合、落下や転倒の恐れがあります。
降り口のコムのかみ合い部分に、タバコの吸い殻、コイン、紙くずなどを拾うために手を触れることは非常に危険です。エスカレーター運転中は、物を拾わせないでください。
物を拾う場合は、エスカレーターの運転をいったん停止してください。
ハンドレールに馬乗りになって遊んでいると、エスカレーターの外側に転落したり、天井や壁などに体が挟まれることがあります。
デッキカバーの上を歩かせないでください。特に、外側のデッキカバーをよじ登ると、外側に転落する恐れがあります。
エスカレーターのステップの上を走ったり、歩いたり、階段代わりに上り下りしないようにしてください。乗客が多い場合は、他人に当たって押し倒す恐れがあります。
ステップの動く方向と逆向きに乗ったり、上り下りしたり、走ったりすると、転倒の恐れがあります。
ステップ周りの隙間や、ステップとコムのかみ合い部分に挟まる恐れがあります。
タバコは灰皿に捨ててから乗るように指導してください。火種がステップの周りの隙間からエスカレーターの内部に落ちると火災の原因になります。
ステップの溝や、ステップの周りの隙間、ステップとスカートガードの隙間などにピンヒールや傘の先端部などの細いものを差し込むと、ステップやコムが破損することがあります。
ステップの黄色い線を踏んで乗ることになるため、同じステップに3人以上乗らないようにしてください。
ハンドレールにつかまっていないと、停電などでエスカレーターが急停止した場合、転倒する恐れがあります。
雨の日などは、滑ることがあるため、ハンドレールにおつかまりください。
欄干のガラスの隙間やデッキ部などに引っかかったり、挟まれたりする恐れがあります。
ガラスやパネルに硬いものを当てたり、こすったりすると、キズが付いたり、ガラスが割れたりする恐れがあります。
転倒してけがをしたり、衣服を引っかけたりする恐れがあります。
特に、長い物を持って乗ると、ステップと天井との間に挟まってロックするなど、思わぬ事故を起こす恐れがあります。荷物を運ぶ際には、エレベーターまたは階段をご利用ください。
ハンドレールやステップに物を置いて乗ると、物が滑ったり、落下することがあり、他の人にけがをさせる恐れがあります。
降り口に来てもそのまま乗っていると、つまずいて転倒したり、つま先を挟まれたりする恐れがあります。
ハンドレールの入り込み口付近で遊んでいると、手が引き込まれてケガをするだけでなく、安全装置が作動してエスカレーターが急停止し、利用者が転倒する恐れがあります。
いたずらで非常停止ボタンを押すと、急停止して利用者が転倒することがあります。操作スイッチの付近では、子どもを遊ばせないでください。