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混雑時、運転停止時のエスカレーターの運用について

駅のコンコース、デパートなどの催し物で、エスカレーター乗降口付近に人が集まる場合、また、何らかの理由で営業中にエスカレーターの運転を停止する場合には、下記のような事故が発生する恐れがありますので、下図の運用手順に沿った対応をお願いします。

混雑時に予想される事故および機器の故障

エスカレーター運転中

催し物の来場者が乗降口付近に集中すると、エスカレーターの乗降しにくくなり、降り口で転倒事故が発生する恐れがあります。適切な整理、誘導、付き添いをしてください。

エスカレーター運転停止中

  • エスカレーターを階段代わりに使用しないでください。転倒事故が発生する恐れがあります。
  • エスカレーターを見物席などとして利用しないでください。
    ステップに多数の人が詰めて乗ることで、制動能力超過となる過大な負荷が発生することにより、ブレーキがスリップし、ステップの下降が生じ、その結果、乗っている人の転倒事故を招く恐れがあります。
  • 営業中の運転停止時には諸注意が行き届かなくなる恐れがあります。
    このため、子どもがエスカレーターのハンドレールから身を乗り出したり、ハンドレールの外側で遊んだりすることで、転落事故が発生する恐れがあります。

混雑時等および運転停止時のエスカレーターの運用手順

運転開始後、エスカレーター付近が催し会場の場合は混雑状況をチェック監視してください。乗降口付近が混雑してきたら乗降口付近の整理、入場制限を実施してください。効果が無い場合はエスカレーターを停止させ、侵入防止の処置(乗降口に強固な進入防止柵を設置する、ガードマンを配置する)をとってください。エスカレーター付近が催し会場ではない場合も、通常運転またはエスカレーターを停止させる必要があるかは管理者の責任で判断してください。

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