運転時の安全点検
	
		始業点検のチェックポイント(運転を始める前に)
		
			エレベーターの管理者は、一般の利用者が利用する前に少なくとも一往復運転し、次のことを確かめてから運行を開始してください。
			
		 
		
			戸関係
			
				- 戸の開閉はスムーズで異常はないか?
- セーフティシュー(戸閉め安全装置)の動作で戸は反転するか? 戸が閉じつつあるとき、セーフティシューを押して戸が反転することを確認してください。
 
		
			乗場装置
			
				- 乗場ボタンに異常(ランプ切れ・固渋・破損)がないか?
- 意匠部分に汚れはないか? 汚れている場合は、清掃してください。
 
		
			かご内装置
			
				- 操作盤のボタンに異常(ランプ切れ・固渋・破損)がないか?
- 操作盤の開閉ボタンの動作状況はよいか?
- 標識(お客さま番号・定期検査報告済証・定員・積載量など)の剥がれや汚れはないか?
- かご位置表示器のランプ切れはないか?
- 天井照明、換気装置に異常はないか?
- スイッチボックスのカバーを開けておくといたずらされることがあります。常時施錠しておいてください。
 
		
			連絡装置
			
			
				- インターホンに、異常(通話状態・音量)はないか? 万一の故障時などに備え、インターホンの通話テストを行い異常がないことを確かめてください。(点検するときは2人必要です。)
 
		
			運転状況
			
				- 乗り心地に異常はないか?
- 起動-加速-走行-減速-停止時に異常音、振動はないか?
- 着床時にかごと乗場の床面に異常な段差はないか?(点検は各階で行ってください)
 
		
			清掃状態
			
			
				- 各階の乗場の清掃状態は良いか?
- 戸の敷居溝にゴミ・小石が入っていないか?
 ゴミ・小石があると戸の開閉ができなくなりますので、シル溝清掃用具などで取り除いてください。
- 昇降路にゴミ・小石などを落とさないようにしてください。
 
	 
	
		巡回点検のチェックポイント
		始業点検で確かめた項目をチェックするとともに、利用者の誤った使い方や子どものいたずらを防止して、安全な運行を維持するために適宜巡回してください。
		
			乗場他
			
			
				- 乗場付近に灰皿を備えてください。かごと乗場のすき間から吸殻が落ちると、火災の原因となり、また他の利用者の迷惑にもなります。
- 乗場周辺に乗降を妨げる大きなものがないか、燃えやすいものがないかなどの確認してください。
- 引っ越しにはエレベーターの管理者が立ち会うようにしてください。
- 不審な外来者にも注意しましょう。
- 雨の日は、かご内の床面の水ぬれ等はすぐ拭き取るようにし、乗場に雨水が吹き込む可能性がある場合や、昇降路へ水が流れ込んでいる場合にはエレベーターを休止してください。