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ライフサイクルで考える

省エネ
省コスト

大型熱源システム
ライフサイクルで考える省エネ省コスト

大型熱源システムリニューアル

ビル設備まとめて、最適リニューアルプランを提案

経費削減、省エネルギー化、CO2排出量の削減が大きな課題となるビル運営において、その解決策として大型熱源機の運用改善・リニューアルがあります。稼働中の設備機器の調査・診断・分析を実施し、お客さまのビルに最適な熱源システムの導入および運用をご提案します。

熱源機

ターボ冷凍機
(中・大規模ビル、工場向け)

チラーユニット
(小規模ビル向け)

吸収冷温水機
燃料:ガス、灯油、A重油

蒸気焚吸収冷凍機+
蒸気ボイラー
(工場、病院向け)

システム

  • 個別空調システム・熱源機台数制御の採用
    空調が必要な空間のみ空調。負荷に応じた熱源機台数の運転。
  • VAVシステム・VWVシステムの採用
    ファン・ポンプのインバーター制御による搬送エネルギーの削減。
  • 大温度差システムの採用
    空気・冷温水・冷却水の温度差を大きくし送風量・循環水量を低減し、搬送エネルギーを削減。
  • 自動化・遠隔監視の採用
    省力化・省人化により省コストが可能。

導入事例

搬入経路の制約をクリアし空調設備の更新を実現した
ロイトン札幌様 ナチュラルチラー(蒸気焚吸収式冷凍機)の導入事例をご紹介します。

導入事例

導入事例

刷新が困難だった空調設備を連結型ナチュラルチラーで解決した
学校法人電波学園 東京電子専門学校様のモジュール連結型ナチュラルチラー(ガス吸収冷温水機)
「スマートコアラ」導入事例をご紹介します。

導入事例

導入事例

大型熱源システムメンテナンス

日立ビルステムのメンテナンスがご提供するもの

快適な空調を実現するために、日立ビルシステムは、お客さまが「安全・安心」に大型熱源システムをお使いいただけるようメンテナンスをご提供します。また、適切なメンテナンスをすることで、「省エネ」「長寿命」にもつながります。

「省エネ」
適切なメンテナンスにより、
無駄なエネルギーを削減します。
「安全・安心」
24時間快適な
空調環境を守ります。
「長寿命」
最適な状態を維持し、
長寿命を実現します。

メンテナンスプラン

大型熱源システムにはメンテナンスが必要です。メンテナンスプランを立てることで、高効率・省エネ運転を維持することができます。当社では長年の知識・経験に基づき下記のようなメンテナンスプランをご提案します。

吸収冷温水機の場合

  • メンテナンスプランは稼働時間や設置環境等によって変わります。上図は年間運転時間4,000時間の場合です。
  1. 契約仕様により異なります。
  2. 機器仕様により異なります。
  3. 汚れ具合や水処理等の状況によって周期は変わります。

ターボ冷凍機のメンテナンスプランもございます。詳しくは当社営業員までお問い合わせください。

メンテナンス概要(吸収冷温水機)

吸収冷温水機を安心・省エネ・長寿命にお使いいただく上で、必要なメンテナンスです。

バーナー(燃焼装置)の点検

吸収冷温水機では、バーナーの熱を利用して冷暖房を行います。約1,000℃という燃焼温度環境のため、定期的な部品交換が効率的な運転と長寿命化に貢献します。

溶液管理・機内真空管理

吸収冷温水機の機内は、真空状態に保たれています。真空状態を保つことは、最も重要な項目です。例えば空気が混入すると、必要な冷房能力を発揮できないばかりか、故障の原因にもなります。常に快適にご使用いただくためには、タイムリーな点検が必要です。

冷水・冷却水の水管理

機内には伝熱管*が1,000本以上入っていますが、稼働し続けるうちに、伝熱管表面には水のカルシウムなどが付着し、能力低下や故障の原因となります。水質管理、定期的な伝熱管清掃や薬品洗浄をお勧めします。

  • 銅またはステンレスチューブの場合

薬品洗浄・渦流探傷検査

伝熱管*へのスケール付着は、機内温度・圧力の上昇につながり、冷凍能力が低下するため、伝熱管内面に付着したスケールの除去を行います。
また、伝熱管(銅チューブ)の腐食が進行すると穴が開き、機内浸水に至り、浸水すると復旧には多大な費用と日数を要する場合もあるため渦流探傷検査を行います。

  • 銅またはステンレスチューブの場合

本体機器の部品交換

冷媒ポンプ・溶液ポンプは、吸収冷温水機の心臓部です。液を循環させることで、冷房・暖房能力を発揮します。これらの能力が低下すると冷温水機の能力の低下を招きます。液を循環させるポンプは、定期的な軸受の交換やコイルの点検が必要です。

常時監視で、24時間365日の安心へ 日立遠隔監視メンテナンス ヘリオスR*

システム概要

過酷な稼働状況に置かれた
機器のダウンタイムを低減

運転データを管制センターで取得します。

定期的に監視レポートをお届けします。

暖房・冷房シーズンの切り替えおよび稼働中点検の定期メンテナンスには、エンジニアが運転データを活用し、適切な作業を実施します。

故障および故障予兆信号をキャッチすると、エンジニアがデータを分析・検討し、お客さまへ連絡します。
緊急時にはエンジニアが出動し、データを基に適切な処置を行います。

  • 「ヘリオスR」は、定期的な巡回メンテナンスに加え、吸収冷温水機やターボ冷凍機などの主要各部の温度や運転制御信号を常時監視して、効率的な運転を確保するサービスです。同時に、万が一の異常時には、故障予知機能によって兆候の段階で状況をキャッチし、早期に適切な処理を行います。さらに、日々取得した運転データをメンテナンスプランにフィードバックして効果的に活用します。
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