伝熱管内面に付着したスケールの除去を行います。伝熱管へのスケール付着は、機内温度・圧力の上昇につながり、冷凍能力が低下します。また、スケールの下部や剥離した部分に腐食が発生する場合があります。
化学洗浄後は、伝熱管(銅チューブ)の表面に薬品を用いて人工的な防食処理を実施することで、銅の腐食を抑制します。
洗浄作業
高精密な測定・診断で、伝熱管内外面の腐食状況を検知し、腐食の程度に合わせた適切な処置で、安全性を確保します。伝熱管の腐食が進行すると穴が開き、機内浸水に至ります。また、浸水すると復旧には多大な費用と日数を要する場合があります。
交流磁界が発生するプローブを伝熱管内に挿入すると、伝熱管に渦電流が発生します。
この電流は、伝熱管内外面に傷や腐食などがあると変化します。こうした変化を測定し、自動解析することで、傷の有無や深さ等を検査します。
現状を報告書にまとめてお知らせするとともに処置方法をご提案します。
●現状報告
・機械ごとの伝熱管位置表示図(腐食伝熱管の位置と腐食率を示します。)
・代表的測定波形および管内鏡写真
・総合所見
●処置方法のご提案
・腐食状況に応じた処置方法をご提案します。