経費削減、省エネルギー化、CO2排出量の削減が大きな課題となるビル運営において、その解決策として大型熱源機の運用改善・リニューアルがあります。稼働中の設備機器の調査・診断・分析を実施し、お客さまのビルに最適な熱源システムの導入および運用をご提案します。
ターボ冷凍機
(中・大規模ビル、工場向け)
チラーユニット
(小規模ビル向け)
吸収冷温水機
燃料:ガス、灯油、A重油
蒸気焚吸収冷凍機+
蒸気ボイラー
(工場、病院向け)
快適な空調を実現するために、日立ビルシステムは、お客さまが「安全・安心」に大型熱源システムをお使いいただけるようメンテナンスをご提供します。また、適切なメンテナンスをすることで、「省エネ」「長寿命」にもつながります。
大型熱源システムにはメンテナンスが必要です。メンテナンスプランを立てることで、高効率・省エネ運転を維持することができます。当社では長年の知識・経験に基づき下記のようなメンテナンスプランをご提案します。
ターボ冷凍機のメンテナンスプランもございます。詳しくは当社営業員までお問い合わせください。
吸収冷温水機を安心・省エネ・長寿命にお使いいただく上で、必要なメンテナンスです。
吸収冷温水機では、バーナーの熱を利用して冷暖房を行います。約1,000℃という燃焼温度環境のため、定期的な部品交換が効率的な運転と長寿命化に貢献します。
吸収冷温水機の機内は、真空状態に保たれています。真空状態を保つことは、最も重要な項目です。例えば空気が混入すると、必要な冷房能力を発揮できないばかりか、故障の原因にもなります。常に快適にご使用いただくためには、タイムリーな点検が必要です。
機内には伝熱管*が1,000本以上入っていますが、稼働し続けるうちに、伝熱管表面には水のカルシウムなどが付着し、能力低下や故障の原因となります。水質管理、定期的な伝熱管清掃や薬品洗浄をお勧めします。
伝熱管*へのスケール付着は、機内温度・圧力の上昇につながり、冷凍能力が低下するため、伝熱管内面に付着したスケールの除去を行います。
また、伝熱管(銅チューブ)の腐食が進行すると穴が開き、機内浸水に至り、浸水すると復旧には多大な費用と日数を要する場合もあるため渦流探傷検査を行います。
冷媒ポンプ・溶液ポンプは、吸収冷温水機の心臓部です。液を循環させることで、冷房・暖房能力を発揮します。これらの能力が低下すると冷温水機の能力の低下を招きます。液を循環させるポンプは、定期的な軸受の交換やコイルの点検が必要です。
運転データを管制センターで取得します。
定期的に監視レポートをお届けします。
暖房・冷房シーズンの切り替えおよび稼働中点検の定期メンテナンスには、エンジニアが運転データを活用し、適切な作業を実施します。
故障および故障予兆信号をキャッチすると、エンジニアがデータを分析・検討し、お客さまへ連絡します。
緊急時にはエンジニアが出動し、データを基に適切な処置を行います。