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Hitachi

株式会社日立ビルシステム

建物の中間階に免震装置を設けることで、地震時の激しい揺れを軽減し、建物を守る中間層免震建物。地震発生時、こうした中間層免震建物では免震階の上下で生じた免震変位(水平相対変位)により、エレベーターのレールや支持部材が大きく変形することが予想され、復旧には多大な時間を要してしまいます。

地震時の免震階にあるレールの変形イメージ図

日立では、こうした部材の変形を抑制するため、「支持架構方式」と「支持架構レス方式」の二種類の中間層免震建物対応エレベーターをご用意しました。

中間層免震建物対応エレベーターの詳細は、当社技術員にご相談ください。

支持架構方式

建物免震部に設けた支持架構全体で昇降路の変位を分散させることで、レールにかかる変形応力を緩和させるとともに、一般的なレールより高い耐力を有する高張力レール*を使用します。この支持架構と建物構造体の接合部はピン固定方式を採用しており、360度方向の変位に追従可能な構造としています。
また、レールのジョイント部をスライド構造とすることで、レールにかかる引っ張り力も緩和します。

支持架構方式の地震時イメージ図

荷重条件により、標準レールとする場合があります。

支持架構レス方式

支持架構は設けずに、建物免震部のレールを通常より長い間隔で支持することで、変位を緩やかにし、レールにかかる変形応力を緩和させます。また、「支持架構方式」同様、高張力レール*やレールジョイント部スライド構造を採用しています。

支持架構レス方式の地震時イメージ図

荷重条件により、標準レールとする場合があります。

中間層免震建物対応エレベーターの管制運転

中間層免震建物対応エレベーターでは、地震時や強風時の揺れで発生した建物変位を感知し、管制運転を行うことで乗客の閉じ込めを抑止します。

強風時管制運転。強風により発生した建物変位を免震階に
設置した変位感知器で感知し、変位寸法に応じた管制運転を行います。地震を感知すると、エレベーターを自動的に免震層以外の最寄り階へ運転します。免震層を通過する手前で地震を感知した場合は、一旦停止させて免震層を避けた位置の最寄り階へ着床します。