かわぐちキャスティ様ハンドレールの抗菌コーティングで
導入のメリット
エスカレーターの
美観が回復し、
清潔感のある館内環境に
利⽤者が安⼼して
つかまるようになり、
転倒などの事故が減少
「抗菌加⼯済み」の
プリントで安全性を
分かりやすくお知らせ
JR川口駅前の好立地を誇る「かわぐちキャスティ」。川口鋳物工業協同組合が保有する商業施設で、物販や飲食店などが入居する川口のランドマークです。同館では大規模改装の一つとして、エスカレーターのハンドレールの抗菌コーティングを実施しました。その経緯について、施設運営を担当している丸紅リアルエステートマネジメントの本澤慎一氏（かわぐちキャスティ館長）と白岡佑磨氏にお話を伺いました。
エスカレーターの衛生面と
安全性を向上したい
2005年に竣工した「かわぐちキャスティ」は、レストランやファッション、フィットネスなど34店舗が集まった地下1階、地上10階の商業施設です。2023年に改装を計画していましたが、2年早めて2021年に実施しました。
「2020年度はコロナ禍により営業的に多大なダメージを受けました。2021年2月には隣接する『そごう川口店』が閉鎖、これにより鈍化した人の流れや経済を活性化し、駅前のにぎわいを確保して営業数値を回復するため、前倒しでの改装を決断しました」と館長の本澤氏。
新たなテナントを誘致するとともに、コロナ禍での安全対策の一環として、エスカレーターのハンドレールの抗菌コーティングと全館トイレの抗菌加工を行うことにしました。
「20～30代のお客さまが多い当館では、エスカレーターの乗降を急ぐケースが多く、駆け降りた振動で停止することもありました。コロナ禍によりハンドレールにつかまらない方が一層増え、2021年10月に立ち止まり乗車を義務付けた条例が埼玉県で施行された後も歩行が減らなかったため、転倒事故などの増加を危惧し、改善したい思いがありました」（本澤氏）
清潔感のある見た目に一新
転倒事故防止につながる
エスカレーター全8台の抗菌コーティング作業に関しては、1週間ほどの工期で利用客に影響のない夜間に行い、希望通りクリスマス前の2021年12月22日に完了。ハンドレールに同館のロゴと「抗菌加工済み」の文字をプリントし、一目で衛生的であることが分かるようにしました。
「プリントデザインについては、女性のお客さまが6割を占めるため、弊社の女性社員の意見を積極的に取り入れました。完成時は、既存のハンドレールがコーティングにより新品のような清潔な印象に変わって驚きました。SNSでもすぐに話題になり、プロモーションにもなりましたし、何よりハンドレールにつかまる方が増え、転倒事故が減少しました」（本澤氏）
また、テナントや利用客の評判も上々です。
「各テナントの営業責任者や店長と定期的に行う営業面談で、ハンドレールの抗菌がお客さまに好評との報告を受けています」（白岡氏）
エスカレーターのハンドレールに抗菌加工がなされ、見た目もきれいになったことで、施設の印象がアップ
ハンドレールの汚れを除去し、抗菌対応の専用コーティング剤で加工。光沢感や清潔感が生まれ、
利用者も安心してつかまることができる
営業数値向上などの効果で
エレベーターの抗菌も実施へ
「今回の改装では、入館客数アップに加え、2022年3月期の全館売上において前期比20%増をめざしていましたが、それ以上の営業数値となりました。こうした効果から、エレベーターかご内の抗菌加工も決定し、日程調整に入っています。エスカレーターやエレベーターは商業施設の質や快適性を高める要として、今後も整備していきたいと考えています」（本澤氏）
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2025年の「かわぐちキャスティ」中長期計画へ向け、新しい生活価値観と消費価値観の変化に対応できるよう幅広いご提案を望んでいます。
丸紅リアルエステートマネジメント株式会社
かわぐちキャスティ館長
本澤 慎一氏
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ハンドレールの抗菌で、お客さまに清潔な施設という印象を持っていただいていると感じています。今後も日立さんに期待しています。
丸紅リアルエステートマネジメント株式会社
不動産運営第一部 商業・ホテル運営第二課
白岡 佑磨氏 -
お客さまのご希望に沿った商品を開発するなど、これからもさまざまなご要望に応えられるよう尽力していきます。
株式会社日立ビルシステム
首都圏支社 第三営業部
呉 雪
広報誌BUILCARE No.217より
