建築基準法施行令の改正によって、2002年6月からエレベーターの昇降路を「遮炎性能」および「遮煙性能」を有する防火設備で防火区画する事が義務付けられました。
この法令改正に対応するため日立製作所では、エレベーター乗場戸と三方枠、および乗場戸と敷居とのすき間を気密材で密閉することで、エレベーター乗場戸そのものに遮煙性能を持たせた「遮煙性能付きエレベーター乗場戸」を開発しました。
対象機種名 | 国土交通省 大臣認定番号 |
---|---|
標準型エレベーター アーバンエース HF Plus | CAS-1231(1),CAS-1231(2) 他 |
ガラス窓付きとする場合には、特定防火設備扱いにはなりません。
なお、遮煙性能付きエレベーター乗場戸を防火設備とするためには、以下の仕様をエレベーター側に追加する必要があります。(詳細については当社技術員にお問い合わせください。)
火災時管制運転 (有償付加仕様) |
火災報知器または煙感知器からの信号により、エレベーターを避難階に呼び戻します。(火災報知器および煙感知器は別途工事) |
---|---|
停電時自動着床装置 (標準装備仕様) |
停電を検出したら安全装置などが動作していないことを確認してバッテリ電源に切り替え、自動的にエレベーターを最寄り階まで運転します。 |