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経営者メッセージ

経営者の写真「人・ビル・社会」に
新たな価値を提供し、
持続可能な社会の実現に
貢献します。

 私たちは、1920年代にエレベーターの研究開発に着手して以来、日立グループの一員として高品質な昇降機(エレベーター、エスカレーター)、さらには空調機器をはじめとするビル設備や、ビルソリューションなど、ビルを支える製品・サービスを提供してきました。

 近年、原材料価格、エネルギー価格の上昇や、人件費高騰・人手不足など、激変する社会情勢や、地球温暖化に伴う気候変動などを背景として、さまざまな社会課題やニーズが生まれています。ビル関連分野においても、オフィス需要の変化に伴うビルの新たな価値創出や、ビル管理業務の効率化、災害に対するレジリエンスの強化、カーボンニュートラルの実現に向けたグリーン化(環境対応)などへの関心が大きく高まっています。

 日立のビルシステム事業は、グローバルで2,000拠点超の事業拠点、約26,000人の生産・施工・メンテナンスのフロントラインワーカーを擁し、100万台超の昇降機をはじめとするビル設備に対し、IoTやAIなど、最先端のITを活用したメンテナンスサービスを提供し続けています。今後は、その強みを最大限に生かし、ビルのミライをつくるビルIoTソリューション「BuilMirai」の提供を通じて、ビルや街のGX(Green Transformation)やDX(Digital Transformation)に貢献していきます。「BuilMirai」のプラットフォーム(システム基盤)にさまざまなビル設備をつなぎ、多種多様なデジタルサービスを提供し、ビル管理業務の効率化や、運営品質の維持・向上、利用者の快適性の向上を実現します。これまで大規模ビル向けの「BuilMirai」の開発・提供で培った技術や経験・ノウハウを踏まえ、新たに中小規模ビル向けのサービス提供を開始しており、今後はサービスメニューの強化を継続的に図っていくとともに、グローバル展開を進めていきます。

 これからも私たちは、ビル設備のリモートモニタリングやデータ分析をはじめとするIT、フロントラインワーカーが有するOT(Operational Technology)、そして高品質で環境性能に優れたプロダクトという三つの強みを組み合わせたソリューション提供を通じて、グリーンなビルと街を実現し、そこに集う人々の安全・安心・快適な生活、ウェルビーイングの向上、さらには、ビルや街に関わるフロントラインワーカーが輝く社会づくりに貢献していきます。

株式会社日立製作所
アーバンシステムビジネスユニットCOO(ビルシステム事業)
兼 株式会社日立ビルシステム
代表取締役 取締役社長
山本 武志
Takeshi Yamamoto

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