健康経営の取り組み

【目標設定に至った経緯】

喫煙率の高さや肥満をはじめとした生活習慣病の発症リスクが高いことが課題であり、セルフケアを促進し、生活習慣の改善と健康増進を目的に設定しました。

男女比：男性84%、女性16%（2024年度）

平均年齢：43.6歳

1. 現在たばこを習慣的に吸っている。：「はい」と回答した人数
2. 睡眠で休養が十分取れている。：「はい」と回答した人数
3. 20歳の時の体重から10kg以上増加している。：「 いいえ」と回答した人数
4. 1回30分以上軽く汗をかく運動を週2日以上1年以上実施している。：「はい」と回答した人数
5. [BMI]25以上
6. [精密検査受診率]産業医による事後措置指示があり、履行された割合。集計データは、翌年度4月時点の集計値
7. [空腹時血糖（HbA1c未測定の場合）]130mg/dl以上、[HbA1c]7.0%以上
8. [収縮期血圧]160mmHg以上または[拡張期血圧]100mmHg以上
9. [LDL-C]180mg/dl以上

従業員の健康の保持・増進を目的に、以下の重点的な投資を行っています。

健康に関するリテラシーを高めるために、2022年度より全国の従業員（希望者）を対象にリモートによる健康セミナーを実施しています。2023年度実施の男性更年期セミナーでは、あまり知られていない男性更年期について、従業員のQoL（Quality of Life）向上を目的に、日本メンズヘルス医学会の先生を講師として招待し、ホルモンの仕組みや、ウェルビーイングを高めるためのヒントについて講演いただきました。

参加者アンケートより（2024年度）

• コロナ禍のため動画配信のみ実施

参加者アンケートより（2022～2023年度）

参加者アンケートより（2023年度）

• 基礎編は2022年度、実践編は2023年度が初回であったため、管理職全員を対象として実施しました。

日立ビルシステムでは、年に一度のストレスチェックを実施後、集団分析を実施しています。それらにより得られた結果を、各事業所の産業保健スタッフが管理監督者へフィードバックしています。

本フィードバックと、日立グループで年に一度実施している従業員意識調査の結果を基に、職場ごとにアクションプランを検討・立案しています。これにより、効果的かつ効率的な職場環境の維持・向上に取り組んでいます。

総合リスク値・前年度比較

1. ワークエンゲージメント測定方法：ストレスチェックより算出。1~4の数値で表され、高値であるほど良い状態を示す。
2. アブセンティーイズム測定方法：従業員の年間総休業日数÷従業員数で算出（2024年度まで）。2025年度より健康上の理由で休んだ回数（健康意識調査）で算出。
3. プレゼンティーイズム（何らかの疾病や症状を抱えながら出勤し、業務遂行能力や生産性が低下している状態）は、SPQ（Single-Item Presenteeism Question）方式にて算出し、100-回答値により、損失割合を示す。
4. 伝達的・批判的ヘルスリテラシー尺度（CCHL：Communicative and Critical Health Literacy Scale）は、ヘルスリテラシーを「情報の収集・理解・評価・活用・伝達・意思決定」といった能力として捉えて測定。平均スコア1~5を評価。