日立ビルシステムは、多様な人財が、より新しい考えやイノベーションを生み出すインクルーシブな企業文化を通じて、サステナブルな成長を続けていきます。私たちは社会の求めるイノベーションを創出し、持続的に成長するために、さまざまな活動に取り組んでいます。
日立グループは、人的資本、すなわち人こそが価値の源泉であると考え、世界中の従業員の力を結集することでお客さまと社会に価値を提供し、サステナブルな社会の実現に貢献することをめざしています。多様な人財が国・地域・事業体を越えて一つのチームでプロアクティブに業務を遂行し、変化が絶えない世の中に速やかに適応できる人財・組織が必要と考えており、その実現に向けて、人財の育成と社内環境の整備に取り組んでいます。
日立ビルシステムにおいて、ビジネスの環境変化に対応できる人財・組織を進化させるべく、従来の長期雇用を前提に習熟・改善を通じて生産性を上げることを目的とした「メンバーシップ型人財マネジメント」から、事業戦略に整合した人財の適所適財によって生産性を上げることを目的とする「ジョブ型人財マネジメント」への見直しを図っています。
グローバル社会構造の変化 |
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経営課題 |
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個人の変容 |
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日本国内における社会課題 |
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安全という絶対条件のもと、成長を実現するとき。
一人一人の意見を尊重し、違いから学び、知恵に変えよう。
私たちの原点は、日立創業の「和」の精神。
今あらためて立ち帰り、「和」をアップデートしていこう。
日立ビルシステムを含む日立のビルシステム事業においては、持続可能な社会の実現およびSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献するため、企業としての責任のもと、事業活動においてDEI(ダイバーシティ・エクィティ・インクルージョン)をイノベーションと成長の源泉ととらえ、「(D)だれもが」「(E)えがおで」「(I)いっしょに」暮らせる社会の実現のために以下の項目を実施します。
ダイバーシティ(多様性)とは … 従業員一人一人の個性を互いに認め合い、尊重することです。個性にはバックグラウンド、年齢、性別、セクシャリティ、家族構成、障がい、人種、国籍、民族、宗教、働き方などが含まれます。「だれもが」自分らしく働ける環境が高いパフォーマンスを生み出します。
エクイティ(公正性)とは … 従業員がダイバーシティの概念に基づき、それぞれの個性や状況に応じた支援や機会を与えられ、挑戦する機会を持てることです。すべての人に同じ機会を提供する「イクオリティ(平等)」とは異なり、一人一人に合った、能力を最大限に発揮し、「えがおで」過ごせる働きやすい環境を作ります。
インクルージョン(包括性)とは … 従業員一人一人の個性や意見が尊重され、組織に関与する意識を持てることを意味しています。多様な視点や背景を認め、補い合い、大きな目標や挑戦に「いっしょに」取り組むことで、新たなアイデアやイノベーションが生まれ、組織に貢献するとともに成長へとつながります。
日立ビルシステムでは、DEIを重要戦略の一つとして位置付け、DEI推進を加速するべく、2024年に「CSR本部」を新設しました。「(D)だれもが」「(E)えがおで」「(I)いっしょに」働く職場づくりのためのグループ規則の制定や社内の啓発施策の策定・実施を推進しています。