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リスクマネジメント

リスクと機会への対応

急速なデジタル化の進展やグローバルでの複雑な政治・経済情勢の変化により、事業環境は日々変化しています。日立では、執行役社長を議長、CRMO(Chief Risk Management Officer)を副議長とした「リスクマネジメント会議」において、事業環境を定量面・定性面から把握・分析。備えるべき「リスク」への対応とさらなる成長「機会」の両面からリスクマネジメントを実施し、リスクをコントロールしながら収益機会を創出しています。今後ともグローバル経営で直面するさまざまなリスクに対して、リスクマネジメント体制の強化を継続し、利益のさらなる安定化および拡大を図ります。

事業継続計画(BCP)への考え方

社会インフラに深く関わる日立グループでは、リスクの発生によって事業が中断し、社会に甚大な影響を及ぼすことのないよう、BCPの充実に取り組んでいます。「日立グループBCP策定のためのガイドライン」が「導入編」と「部門別のBCP策定編」に分けて日本語、英語、中国語で作成され、日立ビルシステムを含む日立グループ各社に提供されており、日立グループ全体で大規模災害などのリスクに備えています。また、主要海外拠点にもリスク対策担当責任者を配置し、日立グループ各社がBCPの策定に取り組み、大規模災害や感染症、政変・騒乱・テロといった事業リスクへの対応力を強化しています。

日立ビルシステムを含む日立グループ各社では、大規模地震、風水害および新型インフルエンザなどに備え、事業ごとにBCPを策定しています。各事業部門が定期的にBCPを見直し、随時改定しています。2023年度は、特に超大型地震へのBCP強化を進めました。海外グループ会社においては、各所在地のリスクを鑑みてBCPを策定しています。

BCPへの取り組み

日立ビルシステムは、大規模地震等の広域災害や事故など緊急事態の発生に備え、被害を最小限に抑えるための予防対策と、被害が発生した場合の対応体制や緊急時の行動などを定め、迅速な対応が図れるようBCPの強化に取り組んでいます。

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