AIの活用により、過去の膨大な運行データからエレベーターの利用人数(人流)を予測することで、
昼食時などの混雑時の平均待ち時間を従来比※1で最大20%低減※2します。
※1 2005年9月発売の将来予測知能群管理エレベーターシステム「FI-600」との比較。
※2 15階床の建物で分速150mのエレベーター6台の運行管理を行う条件において。
日立ではお客さまと課題を共有し、一緒に新しいビジネスを創造していく協創を進めています。
「FI-700」は拡張性のあるインターフェースを設けたことによって、
お客さまのビル設備との連動が可能となり利用者ニーズに協創で応えることで、サービスの向上をめざします。
たとえば、かご内や乗り場の監視カメラとつながることで、人流予測の精度を高めることができ、
さらにはセキュリティゲート、サイネージ、空調、照明システムとつながることで
ビル全体の新しい移動ソリューションを提供できる可能性を秘めています。
「FI-700」はお客さまのさまざまな設備とつながることで「協創」し、新しい移動ソリューションを提供します。
昼食時などエレベーターがなかなか来なくて、来たと思ったら満員状態…なんて経験ありませんか。
満員に近いエレベーターは通過させて地上階に直行。
空いたエレベーターをサービスすることで待ち時間を短縮します。
出勤時にエレベーター待ちで行列になっていて、ちっとも進まずイライラした経験がありませんか。
最大輸送人数よりも過大な交通需要を検出した際に等間隔で
エレベーターをサービスし行列が一定間隔で進むようにして、ストレスを低減します。
人は、一定間隔で列が進むことでイライラが低減します。人の感覚に合わせた運転モードです。
出勤時間帯の出発階にて、自動で「乗り場ボタン」を登録するモードです。
「FI-700」は、ビルの出勤状態をAI技術で学習して、そのビルに合わせた運行を提供します。
そして乗り場のカメラ画像の解析結果と連動することで、実際の待ち人数に合わせた
サービスをすることができるようになり、さらに待ち時間を低減することができます。
呼びボタンを押して閉まりかけていたエレベーターの扉が開いて気まずい経験はありませんか。
扉が閉まりかけたエレベーターではなく、別のエレベーターをサービスするので、
気まずいことにはなりません。
呼びボタンを押したら1番遠いエレベーターが到着した、なんてことありませんか。
閑散時には呼びボタンに近いかごを優先的にサービスすることで移動距離を短くします。
*1 お客さまのビル内設備と連動する場合は有償付加仕様となります。
*2 エレベーター利用者が行先階を間違わないよう、サービス階の案内表示が必要になります。