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「設備まるごと監視サービス」導入事例

株式会社グリップ様建物設備の一括監視により
低コストで安心な管理を実現

導入のメリット

エレベーターと
ビル設備管理窓口を一本化し、
煩雑な業務を軽減

複数の
設備監視回線が1本になり、
管理コストの低減を実現

日立のフィールドエンジニアが
一次対応を行い、
安心を確保

横浜エリアを中心に投資用マンションの建設・販売・運営を行っている株式会社グリップ。2019年7月に竣工した同社オリジナルの単身者向けマンション「Le’a MARKS横濱」に、エレベーターの遠隔監視回線を活用して建物設備を一括監視する、「設備まるごと監視サービス」を導入しました。その経緯について、株式会社グリップの北條孝氏と天野裕史氏にお話を伺いました。

課題煩雑になりがちな
管理の負担を軽減したい

大規模開発が進み、住みたい街としても人気が高い横浜市。グリップは、このエリアを中心に自社ブランドの投資用マンション「Le’aシリーズ」を販売し、不動産経営を支援しています。同社ではこれまで、建物管理を一括して管理会社に委託していましたが、2019年1月に管理部門を社内に新設しました。自社で管理を始めたものの、早々に問題が発生。「排水ポンプに異常が起きたので、当時設備監視を委託していた業者が現場に急行しましたが、相応の対応ができず、結局私が現場に出向いて状況を確認し、設備会社に連絡するという対応になりました。こうした手間は業務を煩雑にするため、管理体制を見直したいと考えていました」と建物管理を担当する天野氏。問題発生時の一次対応に疑問を感じていたところ、以前からエレベーターを採用していた日立から「設備まるごと監視サービス」の提案がありました。

設備監視の一本化で
業務の手間とコストを削減
成果

「設備まるごと監視サービス」は、エレベーターの遠隔監視回線を活用し、増圧・排水ポンプ、自動火災報知機などビル設備の監視を行うというもので、エレベーターのメンテナンス契約に含まれるサービスです。「普段おつきあいのある日立の営業の方から、このサービスはエレベーターと建物設備の管理窓口が一本化できると聞いて、これはいいんじゃないかと管理部門の天野に伝えました」と設計部の北條氏。検討の結果、「設備対応力」と「コスト」が決め手となり、横浜駅から徒歩圏内と立地がよく、「Le’aシリーズ」の中でも高級感を打ち出した「Le’a MARKS横濱」に「設備まるごと監視サービス」を導入しました。「設備にトラブルが起きた場合、日立のエンジニアが出動して一次対応を行い、その結果を報告してもらうという流れになり業務の負担が大幅に軽減され、安心感が増しました。遠隔監視の回線が1本ですみ、コスト削減につながるのも大きなメリットです」(天野氏)。

一般的な設備監視体制のイメージ図
Le’a MARKS横濱の事例のイメージ図

エレベーターの遠隔監視回線を利用して、増圧ポンプや排水ポンプ、
自動火災報知機といったビル設備をまとめて監視。万が一、異常の発報があれば、最寄りの事業拠点から日立のフィールドエンジニアが迅速に出動し、一次対応。
火災による発報の場合は、警備会社にも発報して対応を依頼する

抱負新規計画のマンションにも
監視サービスを導入予定

今後も、次々とマンションの建設を計画中のグリップ。「主に新築物件に関しては、エレベーターとセットで24時間見守りをしてくれる『設備まるごと監視サービス』を導入し、管理体制を強化したいと考えています」(天野氏)。

  • 北條 孝氏

    対応のよさが気にいっており、今後もよいおつきあいをしていきたいと思っています。

    株式会社グリップ
    設計部 部長
    北條 孝氏

  • 天野 裕史氏

    今後は、建物の環境衛生管理や防犯カメラなど、いろいろな管理業務をまとめて相談したいと思っています。

    株式会社グリップ
    業務課 次長
    天野 裕史氏

  • 西條 博昭

    いたらない点につきましてはご指導いただきながら、今後も継続して力を尽くしていきます。

    株式会社日立ビルシステム 横浜支社
    第一営業部 第三グループ
    西條 博昭

  • 名取 駿

    エレベーターの販売を担当していますが、ビル管理の面でもご支援できることがあれば積極的にお手伝いしたいと考えています。

    株式会社日立ビルシステム 横浜支社
    第二営業部
    名取 駿

広報誌BUILCARE No.211より

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