日立ビルシステムは、日立グループの強みであるデジタル技術を先駆的に活用し、昇降機やビル設備の開発から運用まで提供すると同時に、例えばビル内の人流をデジタルで計測し、蓄積、分析、予測することで、人の動きに先回りした先進のサービスを提供するなど安全・安心・快適な都市生活をサポートしています。
全国約18万台の昇降機やビル設備機器の稼働状態を常に遠隔で監視、点検を行っています。その情報をデータベース化し、過去の膨大な情報と照らし合わせることで、異常の兆候などを予測し、フィールドエンジニアが点検を行うなどの予防保全に努めています。
ビルを構成するさまざまな設備機器の中で、エレベーター・エスカレーターについては開発、設計からメンテナンス、リニューアルまでの製品サイクルにワンストップで対応。これにより、お客さまのニーズをクイックに次の製品開発へ取り込み、製品を熟知した保全サービスでは確かな安全・安心を提供することができます。
日立ビルシステムは、全国に約300カ所の事業拠点を持ち、約3,000名のフィールドエンジニアが日々メンテナンスを行っています。そのネットワークを生かして災害などの緊急時は、全国のエンジニアによる緊急支援体制が組織され、いち早い復旧に努めます。広域災害においては、被災状況を迅速に把握し、復旧状況を一元管理できる広域災害復旧支援システムを構築、また、具体的な災害を想定した広域災害対応訓練を定期的に実施し、BCPの有効性を確認しています。