心臓部を最新の省エネ性能へ
エスカレーターの心臓部にあたる制御盤・駆動機や安全装置を最新型に取り替えます。
キースイッチ操作で速度の切り替えを設定します。お客さまがエスカレーターの利用状況に合わせ、簡単に速度を変更することができます。ご高齢の方や小さなお子さま連れの方でも無理なく、安心して乗り降りいただけるようになります。
運転制御をマイコンインバーター制御方式に更新するとことで、消費電力を最大で20%低減*します。
既設機種がECシリーズ、欄干有効幅が1,200mm、階高6.5mでの試算例です。
効果はお客さまの仕様および利用頻度により異なります。
インバーター負荷情報から乗客負荷を検出し、利用者が少ないときは、速度が遅くなったことを感じない程度の減速制御*を行います。
高齢者など、多くの方への評価実験を通して最適な速度に設定しました。
利用者がいないときは10m/minで運転し、センサーが利用者を検知すると、インバーター制御装置によって定格速度30m/minに緩やかに加速し、一定時間経過後に自動的に10m/minに減速します。なお、利用者がいないときでも微速運転により運転方向を確認できるため、自動運転システムで設置する運転方向表示設備が不要になります。
インバーター制御によりエスカレーター停止時の減速度*を運転方向や乗客数にかかわらず、一定にコントロール。安全装置作動時など、エスカレーターが停止した際の転倒やつまずきを抑制します。
高齢者など、多くの方への評価実験を通して、最適な減速度を採用しました。
※停電による非常停止時には機能しません。
操作盤に運転状態をお知らせするドットLED式の診断モニターを装備*。キースイッチ操作時の運転方向や速度情報、安全装置動作状況などを表示し、気くばりアナウンスと連動してよりわかりやすくお知らせする、管理者にやさしい機能です。
モニターはエスカレーター上部操作盤にのみ設置となります。
※ 配置は、機種により異なる場合があります。
エスカレーターの起動や速度変更時のご案内、各種センサーに連動した運転時*の注意喚起放送など、状況に応じた音声案内機能を装備しました。
混雑検知システムなど。
インバーター負荷情報を利用し、エスカレーターの起動時や利用者のいない時間帯などに駆動機器の診断運転*を行います。
診断結果をメンテナンスサーバーに蓄積、電話回線を介してカスタマーセンターで管理することで、故障・破損の予兆を捉え、最適なメンテナンス時期を算出します。また、起動時診断運転時は気くばりアナウンスでお知らせします。
診断運転は当社とリモートメンテナンス付き保守契約を結んでいただく必要があります。
※LED診断モニター、気くばりアナウンス用スピーカー、キースイッチのデザインはCG合成です。色合いは実際のものと異なる場合があります。