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東京国際空港(羽田)第2ターミナル

Example of construction

首都圏空港として国際競争力を強化

東京国際空港(羽田)第2ターミナル南側の増築が2020年2月に終わり、第3ターミナルに加えて第2ターミナルでも国際線が運行できるようになりました。第2ターミナルの増築では、国際線の運航に必要な出発・到着エリアや税関・出入国管理・検疫などの施設を新設しています。この増築で、より多くの訪日外国人の受け入れが可能となり、首都圏空港の国際競争力が強化されました。世界各国から日本へ、日本から海外の各国へと、観光やビジネスが促進されて日本と世界の結びつきがさらに深まり、首都圏のみならず日本全体の活性化にもつながることが期待されます。

東京国際空港(羽田)第2ターミナル

建物外観

正式名称
東京国際空港(羽田)第2ターミナル
所在地
東京都大田区羽田空港三丁目
建築主
日本空港ビルデング株式会社
設計・監理
梓・安井・
PCPJ・東京国際空港第2ターミナル
国際線施設建設工事 
設計監理共同企業体
施工
大成建設株式会社
建築用途
空港、店舗、駐車場
増築面積
約66,000㎡
階床数
地下1階、地上5階
竣工
2020年2月29日

大きなガラス窓で
開放感のある空間を演出

ターミナル増築に伴って日立はエレベーターを4台、エスカレーターを16台、動く歩道1台を納入しました。展望エレベーターのかごは、これまで設置されていたエレベーターのデザインを踏襲しながら、操作性の向上のために行先階ボタンと開閉ボタンを大きくして、さらに凸文字にしています。また開放感のある空間にするため、大きなガラス窓をかごの左右側板と扉に設けています。

展望エレベーターかご

操作性の高い大きなボタン

操作性の高い
大きなボタン

広大な敷地の空港で
利用者の動線を最短化

空港施設は広大なので、利用者が最短で移動できるように配慮して、昇降機を配置しました。1階のバス待合ロビーから3階の国際線出発ロビーまでは、直接アクセスできる高揚程エスカレーターを設置。出発ロビーと既設建物の連絡橋に全長25mの動く歩道を設置しています。エスカレーター利用者へ分かりやすく運転方向を知らせるため、エスカレーター全機にデジタル式の運転方向表示を設けています。ハンドレールの入り込み口と光電ポール、上部床プレートに運転方向を表示することで利便性をさらに高めました。

高揚程エスカレーター

Elevator

  • S26号機 かご

    S26号機 かご

エレベーター仕様

用途 運転方式 積載質量
(kg)
定員
(人)
速度
(m/min)
台数
(台)
備考
乗用 群乗合自動方式 2900 44 45 4 車いす仕様、展望用、
2方向出入口

Escalator

  • エスカレーター

     

  • S33、34号機 クロス配置エスカレーター

    S33、34号機 クロス配置エスカレーター

エスカレーター仕様

欄干意匠 速度
(m/min)
階高(揚程)
(mm)
台数
(台)
備考
透明強化ガラス 30 2700 1 水平3枚ステップ、自動運転
30 3450 2
30 5000 6
30 6800 3
30 6900 3
30 13700 1

Moving Side Walk

  • SD15号機 動く歩道

    SD15号機 動く歩道

  • 動く歩道

     

動く歩道仕様

欄干意匠 速度
(m/min)
有効長
(m)
勾配
(度)
階高
(mm)
台数
(台)
備考
透明強化ガラス 20,30,40 25.346 3 1625 1 自動運転
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