msb Tamachi
田町ステーションタワーN

Example of construction

地域全体のエネルギー需給を一括管理する
東京の新たなイノベーション創出拠点

msb Tamachi（ムスブ田町）は、東京ガス不動産、三井不動産、三菱地所が開発したプロジェクトです。2018年5月竣工の田町ステーションタワーS、プルマン東京田町、そして2020年7月に田町ステーションタワーNが竣工してプロジェクトの全街区が完成しました。タワーNの地下に位置するスマートエネルギーセンターは、地域全体の熱や電気などのエネルギーを一括管理して効率的に供給しており、停電等の非常時はテナントのBCP支援のため3日間以上の電力供給を行います。本街区は、みなとパーク芝浦、愛育病院、芝浦公園の公共街区の施設とペデストリアンデッキで結ばれ、バリアフリーで歩行者の利便性が高いエリアになっています。また、タワーNの前にはイベント広場があり、通勤者や来街者の交流の場を生み出しています。これら街区全体の竣工と商業施設の全体開業を機に、msb Tamachiが東京の新たなイノベーション創出の拠点になることが期待されます。

建物外観

正式名称: msb Tamachi
田町ステーションタワーN

所在地: 東京都港区芝浦三丁目1番1号

建築主: 東京ガス不動産株式会社

設計・監理: 株式会社日建設計
株式会社三菱地所設計

施工: 清水建設株式会社

建築用途: 事務所、店舗、
スマートエネルギーセンター、駐車場

延床面積: 約152,342㎡

階床数: 地下2階、地上36階

竣工: 2020年7月

シンプルで洗練された
高級感あふれるデザイン

エレベーターを37台、エスカレーターを4台の計41台が設置されており、その中で日立はエレベーター12台、エスカレーター2台を納入しました。オフィス用の乗用エレベーターは、かご内をステンレスバイブレーション仕上げにして、アクセントとしてかご背面に青色グラデーション塗装を採用。天井に設置したダウンライト照明で落ち着いた雰囲気をつくり、さらにスポットライトで背面の青色グラデーション塗装を際立たせて、メリハリのある高級感を醸し出しています。シャトルエレベーターのかご内は、ステンレスバイブレーション仕上げで、背面には展望窓を設置。天井は鏡面ブラック塗装仕上げで、等間隔で透明アクリルブロックを配置して白色点灯にすることで、シンプルに、洗練された雰囲気を演出しました。タワーN竣工に合わせて先に竣工したタワーSの防災センターに、タワーNのエレベーターのPC監視盤を設置し、それぞれのタワーからエレベーターの運行管理ができるようにしています。

シャトルエレベーターかご内（天井）