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BIVALE導入事例

福島トヨタ自動車株式会社様本社ビルの新築時に、
BIVALEを導入し
省エネルギー管理・制御、
セキュリティ管理を実施

導入のメリット

地震発生時の
エレベーター
閉じ込めを防止

エネルギー管理・制御
セキュリティ管理が
可能に

他社製の
設備との
連動可能

福島トヨタ自動車株式会社の旧本社ビルは、2011年当時、築40年。ビルの建て替え計画を進めている矢先に東日本大震災に被災。ビルは半壊、使用不能に陥りました。その際の教訓を活かし、新築の計画の際には、「安全性・耐震性の確保」「社会の要請に応じた機能、設備」「地域社会への貢献」をコンセプトに設計施工、設備機器等、あらゆる角度から数々の検討が重ねられました。その結果、新本社ビルでは災害時を想定して、太陽光発電や15kWhの蓄電池を設置。また環境にも配慮し、全面床吹き出し空調システムや複層窓、輻射熱式床暖房、グラデーションブラインドなど、設備面でも冷暖房負荷の軽減や節電を図っています。さらに、地震発生時にエレベーター利用者の閉じ込めを防止する機能を有したエレベーターや、省エネルギー管理・制御、セキュリティ管理が可能なBIVALEの採用もいただきました。その経緯や成果について福島トヨタ自動車株式会社 専務取締役 西村 毅氏にお話を伺いました。

課題最新の省エネルギー、
セキュリティを導入したい

新築計画の中で本社ビルは耐震性・安全性を備えることはもちろんですが、大震災の教訓から、非常時には地域の避難所として機能を持つことや、第5次「トヨタ環境取組プラン」に基づく、環境に配慮した建物であることも重要な課題でした。また、新築にあたっては、福島復興のシンボルとなり得るような最新のビルを考えていたので、設備機器にもこれからの社会に対応できる新しい機能を求めていました。

旧本社外観

旧本社外観

新本社外観

新本社外観

きめ細やかな
省エネルギー管理・制御と、
個別の権限に応じた
セキュリティ管理
成果

導入の決め手

期待する省エネルギー、セキュリティ機能に
BIVALEがマッチング

日立にエレベーターの導入を依頼した際、日立エレベーター以外にも建物のトータルなソリューション事業を展開しているとの説明を受け、省エネルギーやセキュリティ管理について、かねてから考えていることを話したところ、それに合う商品があるとBIVALEを紹介されました。東京・亀有にあるショールームの「日立ビルソリューション-ラボ」にも見学に行き、省エネルギーの機能を実機で体験。BIVALEの機能がこちらの要望にぴったりマッチングしたことから導入を決定しました。これからの社会に対応できる新しい機能を求めていました。

導入したエレベーター

導入したエレベーター

「他社設備との連動も可能」

BIVALE導入の決定要因のもうひとつは、他社製の設備との連動が可能だったことです。BIVALEは他社の警備システムとも連動して、フロアーごとのセキュリティ管理ができるということ。省エネルギーについても、設備機器が日立製以外の製品であっても問題なくBIVALEで一元管理できるということが導入決定の大きなプラス要因になりました。

日立製以外の空調機器も制御可能なBIVALE
(新本社ビルに設置されているコントローラー)

日立製以外の空調機器も制御可能なBIVALE(新本社ビルに設置されている室外機)

日立製以外の空調機器も制御可能なBIVALE
(新本社ビルに設置されているコントローラーと室外機)

クラウドだから常に最新!

当ビル設計の際、30年後の社会に対応できるということもテーマになっていました。その点、BIVALEはサーバーをもたないクラウド型なので、クラウド側のセンターがシステムのバージョンアップを行えば、当社のシステムも自動的にアップデートし、常に最新機能で活用できるということでした。クラウド型のためランニングコストが発生しますが、イニシャルコストと数年先のリプレイスの事を考えると、決して高くはなく結果的に得になると判断しました。

環境保全・省エネルギーはトヨタの
大きなブランドテーマ

環境保全への取り組みはトヨタの大きなテーマであり、持続可能な社会を構築するため、当社の事業活動を通じで持続的な社会に貢献するためエコアクション21の認定にむけ推進しています。

成果1―省エネルギー管理・制御

BIVALEのエアコンの温度設定を手動で変更した場合でも、見廻り温度設定により元の設定温度に自動で戻す機能や、使用電力の監視、電力超過時の制御、空調設備の切り忘れを防止する機能などを総合的にコントロールし省エネルギーを図っています。また、インターネットにつながる社内のパソコンであれば何処でも運用管理できるのも便利効率的なエネルギー管理をです。

自席のパソコンからエネルギー使用量の確認が可能なイメージ図

自席のパソコンからエネルギー使用量の確認が可能

情報資産保護にBIVALEの入退室管理!

お客さまの個人情報をお預かりする企業として、情報資産保護は重要な責任です。新本社ビルの設計で、私が徹底的にこだわった問題でもあります。そのためには、役員室、社員の執務室など使用目的によって、セキュリティを個別に設定する必要があります。一方、会議室などは地域住民に開放することもあるためオープンスペースにしています。

成果2―権限に応じたセキュリティ管理

BIVALEの入退室管理は、フロアーごとに個々に権限を分けた、きめ細やかなセキュリティ管理を実現化しました。BIVALEはそのように厳格にセキュリティを行うスペースとオープンスペースを分割管理できるだけでなく、それら個別の権限設定を専門業者に依頼しなくても、社内の担当者が簡単に設定できるという点でも利便性が高いと思っています。

カードによる認証による解錠のイメージ図 入室時はカードによる認証による解錠。
退室時はドア付近に設置したセンサーが
人の動きを感知し、自動で解錠。
スムーズに退室できます。

自席のパソコンからセキュリティの権限を設定している画面のイメージ図 自席のパソコンからセキュリティの権限を設定

入室時はカードによる認証による解錠。
退室時はドア付近に設置したセンサーが
人の動きを感知し、自動で解錠。
スムーズに退室できます。

自席のパソコンからセキュリティの権限を設定

カードリーダーにカードをかざしているイメージ図

入退室管理のカードリーダー。
各ドアの入口ごとに設置したカードリーダーにカードをかざして入室。
当社では、情報資産保護のため、フロアーごとに権限を設定しています。

抱負効率的な
エネルギー管理を推進、
販売店にも
BIVALEの導入を検討

BIVALEを導入して、まだ1年少々しか経っていませんが、省エネルギー効果は確実に上がってきています。今後の課題はデータを集めて、より効果を高めていくことです。エネルギー使用量については、デジタルサイネージ等を活用して「見える化を行い」、誰にでもわかるように、省エネルギーを視覚的に認識できるようにしていきたいと思っています。環境への取り組みは、本社だけでなく全県下で力を入れて推進していることなので、エネルギーを効率よく管理できるBIVALEを新店舗などから徐々に導入していきたいと考えています。

  • 西村 毅氏

    福島トヨタ自動車株式会社
    専務取締役
    西村 毅氏

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