《フレキシブル・マネジメント》
より正確で、迅速な状況把握で計画から運用まで
ビルの特性に適した群管理をサポートします。
群管理の効果を高めるためには、設置するビルの階床数、利用人員、エレベーターの利用状況などに応じた計画が重要です。
「FI‐600」は、計画段階のシミュレーションから、運用時の使い勝手変更、運行状況把握などのさまざまな機能とサービスで、それぞれのビルの個性に適した群管理を実現します。
エレベーターの乗り場やかご内に関する仕様を、管理者用パソコン*で選択して変更することができます。
通常は、交通需要に応じて出発基準階や地下連絡階などにバランスよくエレベーターを配車します。ただし、オフィスビルの出勤時に、待機中のエレベーターを出発基準階へ呼び寄せる仕様も選択できます。
通常は、乗り場ボタンを点滅させて予約エレベーターの到着を報知し、乗り遅れ防止を図りますが、故障と勘違いされるのを防ぐため、点滅させない仕様を選択することができます。
管理者用パソコンはお客さまにてご用意ください。ご利用はエレベーター機械室にてお願いします。 エレベーター機械室以外でご使用の場合は、別途LAN配線工事が必要となります(エレベーター除外工事)。
通常は、間違って押した行先階ボタンの登録を所定の操作で取り消すことができますが、偶発的な操作で登録を取り消してしまうことを防ぐために、この機能を無効にすることができます。
項目名称 | 通常仕様 | 選択仕様 |
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出勤時出発基準階 全台呼び寄せ |
交通需要に応じて、エレベーターをバランスよく配車します。 | 出勤時には、待機中のエレベーターを出発基準階へ呼び寄せます。 |
出発基準階戸開待機 | 出発基準階で待機しているエレベーターは、戸を閉じて待機します。 | 出発基準階で待機しているエレベーターは、戸を開けて待機します(出勤時1台戸開、出勤時2台戸開、終日1台戸開を選択できます)。 |
上り方向走行時 出発基準階一旦停止 |
エレベーターは、出発基準階に乗り場呼びが登録されていると、停止します。 | 上り方向走行時のエレベーターは、満員時を除いて出発基準階に一旦停止します(出勤時と終日を選択できます)。 |
乗り場ボタンによる 到着案内無効 |
予約エレベーターが到着すると、乗り場ボタンが点滅します。 | 予約エレベーターが到着しても、乗り場ボタンが点滅しません。 |
かご行き先階ボタンの 誤登録取消無効 |
登録済みの行先階ボタンに対し所定の操作を行うと、行先階呼びを取り消します。 | 登録済みの行先階ボタンに対し所定の操作を行っても、行先階呼びを取り消しません。 |
チャイム鳴動無効 | エレベーターが到着すると、チャイムが鳴動します。 | エレベーターが到着しても、チャイムが鳴動しません。 |
「通常仕様」とは、当社推奨の出荷時仕様です。
項目名称 | 項目説明 |
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出勤時間帯 | 出勤時間の開始時刻と終了時刻を設定できます。 |
エレベーターの運行状況(乗り場呼び継続時間、利用人数、稼働台数)を、管理者用パソコン*に表示できます。
乗り場呼びを登録してから、エレベーターが到着するまでの時間です。エレベーターの利用状況を確認することができます。
エレベーターのかご内荷重値などをもとに算出した人数です。エレベーターの交通需要を確認することができます。
群管理運転中のエレベーター台数です。保守運転やかご内専用運転中のエレベーターは、稼働台数から除きます。
管理者用パソコンはお客さまにてご用意ください。ご利用はエレベーター機械室にてお願いします。 エレベーター機械室以外でご使用の場合は、別途LAN配線工事が必要となります(エレベーター除外工事)。