スマホで
エレベーターが操作でき
タッチレスに
地震時の
対応強化で
安心感が向上
ビル管理のサポートツール
「BUILLINK」の活用で
管理業務の省力化が実現
四ツ谷駅および麹町駅の2駅複数路線が利用可能な「セタニビル」。地下1階から9階まではテナントが入居し、10階はオーナーの会社や家族宅である同ビルでは、25年近く稼働しているエレベーターのリニューアルを実施しました。その経緯や刷新されたエレベーターについて、ビルオーナーの乘金祐子氏とビルの利用者である税理士の髙野由里氏にお話を伺いました。
1フロアに1社が入居する「セタニビル」では、1997年の竣工以来、1台のエレベーターが稼働を続けてきました。
「特に故障することもなく動いていましたが、3年ほど前に日立の営業の方から保守部品には供給期限があり、故障した場合は補充に時間がかかると聞き、リニューアルを行うことにしました」と話すオーナーの乘金氏。
リニューアルにあたって、まず優先したことは「テナントの業務に支障をきたさないようにする」こと。そのため、テナントの営業時間外である年末年始の3日間を工期にできないかと考え、日立に相談しました。
「昼夜2交代の作業チームを編成できれば可能とのことでしたので、2020年から翌年の年末年始の工事を予約し、計画的にリニューアルを進めてもらいました」(乘金氏)
新宿通り沿いの角地に建つ「セタニビル」。
安全性や快適性の高いエレベーターに更新され、より好印象に
リニューアル予定の2020年に新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、「エレベーターでの感染が気になっていた」という乘金氏。対策はないかと日立に聞いたところ、スマホのLINEアプリでエレベーターを呼べる「エレトモ」を開発したとの回答があり、すぐに採用を決定。導入後は多くのテナントに喜ばれています。乘金氏の会社の顧問税理士で、毎月「セタニビル」を訪れている髙野由里氏も利用者の一人です。
「エレベーター乗り場でスマホを操作すると数秒でやってきて、乗った後もボタンを押さずに行先階に移動でき、とても安心です。かご内のカラー液晶に映る花などの映像も印象的で、エレベーターが明るくなりました」(髙野氏)
リニューアルに合わせて管理業務も省力化しました。「『BUILLINK』を活用すればパソコンやスマホで簡単に扉の開延長の設定ができ、長く扉を開けておきたいビル清掃時にとても便利。また、エレベーターは震度4~5の地震で運転休止しますが、以前はエンジニアの点検を待たないと復旧しませんでした。今は自動診断で仮復旧でき、今年3月に起きた強い地震のときも自動で運転が再開しました」と乘金氏。
LINEアプリででエレベーターの呼び出しができる
「エレトモ」 ※LINEは、LINE株式会社の登録商標です
カラー液晶は花や風景などの映像も表示でき、利用者の癒やしに
「BUILLINK」では扉の開延長もできる
「エレベーターはビルの中の交通機関ともいえるもので、目的のフロアに行くためにさまざまな方が利用します。これからも、皆さまが安心して利用できるように、オーナーとしてビルを管理していきたいと考えています」(乘金氏)
リニューアルの工期やコロナ対策など、日立さんに相談したことで要望がかないました。これからも頼りにしています。
株式会社セタニ
乘金 祐子氏
乘金様がエレベーターのリニューアルに投資されたことは、とても価値のあることだと思います。利用者としても安心です。
髙野由里税理士事務所
税理士
髙野 由里氏
お客様のご要望に対してすぐにお応えしたり、逆に弊社からご提案したりと、今まで以上に信頼関係を築いていければと考えています。
株式会社日立ビルシステム
首都圏支社 東京中央支店 営業グループ 課長代理
伊藤 直樹
コロナ禍でリモート対応が増えていますが、できるだけ直接お会いしてお話しすることを大切にしていきたいと思います。
株式会社日立ビルシステム
首都圏支社 東京中央支店 営業グループ
安田 万莉
広報誌BUILCARE No.216より