名古屋東急ホテルは、1987年に開業したヨーロピアンテイストの気品が薫る、国際的な格調に満ちたホテルです。2018年10月には、エントランス ロビー、コーヒーハウス、エグゼクティブフロア(14階から16階)を改装し、リニューアルオープンしています。洗練された迎賓空間のスイートルームは全5タイプ 14室、「ヨーロピアンエレガンス」をコンセプトに、瀟洒(しょうしゃ) なインテリアでまとめられたゲストルームは564室あります。また、中世ヨーロッパの中庭を思わせる優雅なアトリウムラウンジやヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」をモチーフにした大宴会場なども設け国際都市にふさわしい風格と機能を完備しています。この度、同ホテルのメインとなるお客様用エレベーターのリニューアル工事を行いました。
建物外観
昇降機設備は、エレベーター11台、エスカレーター6台が設置されており、その中で日立はエレベーター6台を納入しています。1987年の開業当時から本年(2021年) まで34年が経過していますが、2019年からお客様用エレベーターのリニューアルを開始し、現在3台の工事が完了しています。今回のリニューアル工事では、かご室の更新に伴い意匠デザインを一新し、大きくイメージチェンジを果たしました。リニューアル後のかご室は、ホテルのコンセプトであるヨーロピアンエレガンスを継承しつつ、グランドホテルらしい品位や格式、名古屋東急ホテルにしかない印象に残る個性、ゲストにとって落ち着きのある雰囲気を演出する為に、素材感を生かした艶やかで高級感のある空間としています。壁上部にはエッチングガラスを、天井にはシャンデリアを設置し、扉には金箔を使用したデザインを施して豪華さを演出しています。壁は木調の化粧シートをベースに木モールディング等で凹凸をつけ、手すりにはレザーを、操作盤はブロンズ調のカラーステンレスを採用し西洋的な高級感のある木の色合いとしています。また床にはブラック&ホワイトの天然石をパターン貼りし格式のある佇まいとなっています。乗場の三方枠や扉は既設流用し、ホールのイメージは変えず、バリアフリーに配慮し、車いす専用の乗場ボタンを新しく設置しました。
ブラック&ホワイトの
天然石をパターン貼りし
格式のある佇まいに
バリアフリーに配慮し
車いす専用の操作盤を
新しく設置
用途 | 運転方式 | 積載質量 (kg) |
定員 (名) |
速度 (m/min) |
台数 (台) |
備考 |
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客用 | 全自動群管理方式 | 1350 | 20 | 150 | 3 | |
〃 | 〃 | 1350 | 20 | 150 | 2 | 車いす仕様 (5号機) |