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Osaka Metro 夢洲駅

Example of construction

大阪・関西万博会場の
主要な玄関口としての
Osaka Metro中央線の新駅

夢洲駅は、大阪市内を東西に運行するOsaka Metro中央線のコスモスクエア駅から約3.2㎞延伸した新駅で、梅田駅から30分程の距離にあります。
駅の構造は、地下1階がコンコース、地下2階がホームとなっており、ホーム両側に線路を配置した島式ホームで1面2線の構造となります。コンコースは、利用者がスムーズかつ快適に移動できるよう、直線的で広々とした、開放感のあるレイアウトになっています。
また、天井は正確な鉄道の運行ダイヤをモチーフとした折り紙型の形状を採用しています。
改札エリアには、16基の改札機が並び、明るい照明や大型ディスプレイ、分かりやすい案内サインで、人の動線をサポートしています。

エレベーター1号機

建物外観

所在地
大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目
発注者
Osaka Metro
設計者
Osaka Metro・株式会社 安井建築設計事務所
施工者
大林・熊谷・東急・東洋特定建設工事共同企業体
日本電設工業株式会社
山田建設株式会社ほか
施設規模
駅延長 190m
工期
2021年6月~ 2025年1月
開業日
2025年1月19日

駅舎のデザインとの調和を図るため、
LED照明に中央線のラインカラーである緑色を採用

昇降機設備は、地下1階のコンコースと地下2階のホームをつなぐエスカレーター5台、エレベーター1台があります。
ホーム中央の3台並列エスカレーターは、利用者が集中することを想定されており、スムーズかつ安全に利用できるよう、片側空けを抑止し、二列での立ち止まり利用の誘導を目的とした以下の機能を装備しています。

  • ランディングプレートに乗り込み方向を表示したLED 誘導表示器
  • 点滅で乗降位置を知らせるコムシグナル照明
  • 乗り込み口ステップを左右から照射して乗り込み位置を知らせるLED照明
  • ステップ段差を照射するライザー照明
  • ステップと同じ速度で流れるスカートガードLED照明

これらを組み合わせることで、二列利用への誘導と安全面の注意喚起を行っています。LED照明は、中央線のラインカラーである緑色を採用し、駅舎のデザインとの調和を図っています。
また、ホーム前後にも各1台のエスカレーターを設置し利用者を分散しています。
エレベーターは、ホーム中央部のガラスシャフト内に設置されています。かご室壁3面ガラス構造の福祉対応エレベーターが、利用者の視界を確保することで混雑時でも狭さを感じさせない仕様としています。

エスカレーター2~4号機

スムーズかつ安全に
利用できるよう、
片側空けを抑止し、
二列での立ち止まり利用の
誘導を目的とした
機能を装備

エスカレーター2~4号機

Elevator

  • エレベーター1号機

    エレベーター1号機

  • エレベーター1号機 かご内(正面)

    エレベーター1号機 かご内(正面)

  • エレベーター1号機 かご内(背面)

    エレベーター1号機 かご内(背面)

エレベーター仕様

号機 用途 運転方式 積載質量
(kg)
定員
(名)
速度
(m/min)
台数
(台)
停止階
(サービス階)
備考
1 乗用 乗合全自動方式 1600 24 45 1 2(ホーム、改札) 車いす仕様、展望用

エスカレーター仕様

号機 形式 欄干意匠 速度
(m/min)
階高(揚程)
(mm)
台数
(台)
1 S1000 透明ガラス 30 5116 1
2~4 S1000 透明ガラス 30 4921 3
5 S1000 透明ガラス 30 4996 1
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