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虎ノ門アルセアタワー

Example of construction

交通利便性にすぐれた立地に、
高い防災力と環境性能を備えた
ハイグレードな都市型複合施設

虎ノ門アルセアタワーは、交通利便性に優れており、徒歩圏内に東京メトロ銀座線の虎ノ門駅、日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅、南北線、銀座線の溜池山王駅の4路線3駅があります。近接する幹線道路は、外堀通り、桜田通り、六本木通りなどアクセスの良い立地となっています。
中高層部には大規模オフィスが配置され、災害時には非常用発電機およびコージェネレーションシステム(CGS)が作動し、電力が供給されます。万が一、ガス供給が停止した場合でも、オイルタンクからの燃料供給により非常電力が168時間(7日間)供給可能です。
低層部には国際的なビジネス活動の支援を目的とした業務支援施設や商業施設があり、これらは2階のデッキを通じて周辺地域と接続されています。
自立性の高いエネルギーシステムの採用により災害対応力が高く、地上、デッキ、壁面に植栽を配置するなど、環境にも配慮されたハイグレードな都市型複合施設です。

エレベーターホール

建物概要

建物概要

所在地
東京都港区虎ノ門二丁目105番
建築主
独立行政法人都市再生機構
設計監理
日本設計・三菱地所設計共同企業体
施工
大成建設株式会社
建築用途
事務所、店舗、業務支援施設、駐車場
敷地面積
約22,500㎡
延床面積
約180,600㎡
構造
S造(一部 SRC造、一部 RC造)
階床数
地下2階、地上38階
建屋高、軒高
約180m
工期
2020年9月~ 2025年2月
竣工日
2025年2月14日
開業日
2025年5月7日

ガラス張りエレベーターと大型シャトル方式で、
洗練されたデザインと快適性を実現。

昇降機設備として、エレベーター 47台、エスカレーター9台の計56台が設置されており、その中で日立はエレベーター46台、エスカレーター9台を納入しました。
オフィスエントランスラウンジの開放的な空間に設置されたエスカレーターは、単なる移動手段ではなく、空間の一部としてデザインされており、建築美と機能性を融合させています。
また、同ラウンジに設置されたガラス張りのエレベーターも印象的で、透明感と先進性を演出しています。
昇降路内部のエレベーター機器は、可能な限り視界に入らないように配慮されており、制御盤は昇降路外に設置されています。かご内の広範囲にガラスを採用し、天井両側にもガラス仕上げを施すことで、開放感と洗練された印象を高めています。
高層階への移動にはシャトルエレベーター方式を採用しており、22階へ直通するシャトルエレベーターが6台並び、広々としたホール空間とともに壮観な眺めを提供します。これらのシャトルエレベーターは定員52名の大型高速仕様で、かご内はステンレスバイブレーション仕上げ、天井には大型のガラスクロスを採用し、シンプルながらも洗練された意匠となっています。

シャトルエレベーターホール

オフィスエントランスラウンジ

建築美と
機能性を融合

高層オフィスエレベーターホール

オフィスエレベーターのデザインは、バンクごとに異なるコンセプトを採用しています。低層階では「木立のまっすぐに伸びる幹」をモチーフに、縦方向への意識と落ち着いた空間を演出。高層階では「木漏れ日を作る葉のボリューム」をモチーフに、華やかさと柔らかさを表現しています。
地下駐車場とエントランスラウンジを結ぶ商業エレベーターのかご内は、濃いグレーを基調に、糸状や帯状の白い模様がランダムに入った大理石貼り仕上げで、重量感と落ち着き、そして洗練された印象を与える空間となっています。
さらに、屋上のヘリポートにはヘリコプターを利用するときだけヘリポート部分がせりあがる構造となるボンドエレベーターを併設しており、緊急時の迅速な搬送をサポートする体制も整えられています。

Elevator

  • シャトルエレベーター かご内

    シャトルエレベーター かご内

  • 低層オフィスエレベーター かご内

    低層オフィスエレベーター かご内

  • 高層オフィスエレベーター かご内

    高層オフィスエレベーター かご内

  • 商業 G-1号機 かご内

    商業 G-1号機 かご内

  • 商業 G-8号機 かご内

    商業 G-8号機 かご内

エレベーター仕様

バンク 号機 用途 運転方式 積載質量
(kg)
定員
(名)
速度
(m/min)
台数
(台)
停止階床数
(サービス階)
備考
オフィス S-1~6 乗用 全自動群管理方式 3400 52 360 6 2
(2、22)
6号機のみ
兼車いす用
O-1~5 1800 27 180 5 8
(2、5~11)
3号機のみ
兼車いす用
O-6~9 1800 27 210 4 7
(2、11~16)
6号機のみ
兼車いす用
O-10~15 1600 24 240 6 8
(2、16~22)
13号機のみ
兼車いす用
O-16~21 1800 27 180 6 9
(22~30)
16号機のみ
兼車いす用
O-22~29 1800 27 240 8 9
(22、30~37)
22号機のみ
兼車いす用
EE-1 人荷共用 乗合全自動方式 2600 35 180 1 40
(B2、B1、1~38)
兼非常用
EE-2 1250 19 180 1 40
(B2、B1、1~38)
EE-3 1150 17 180 1 40
(B2、B1、1~38)
商業 G-1 乗用 1250 19 90 1 3
(正面:1、3 背面2)
車いす用、
2方向出入口
G-2 1000 15 60 1 2
(1、2)
車いす用
G-6、7 1000 15 60 2 4
(B1、1~3)
G-8 850 13 60 1 3
(B1、1、2)
VIP G-9 750 11 180 1 37
(B1、1~3、5~37)
商業 G-10 450 6 45 1 2
(1、2)
店舗 A-1 人荷用 2000 30 60 1 4
(B1、1~3)

エスカレーター仕様

バンク 号機 形式 欄干意匠 速度
(m/min)
サービス階 階高(揚程)
(mm)
台数
(台)
備考
オフィス ESC1~3 S600 透明ガラス 30 1-2 6200 3 自動運転、
無人時微速運転
ESC4、5 30 2-3 5400 2
ESC6、7 30 1-2 6200 2
ESC8、9 30 1-2 6200 2 屋外型、
自動運転・無人時微速運転
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