タブレット端末で
エレベーターの
さまざまな設定が可能
停止階の設定や
かご内ファンの操作なども
全て遠隔で完結
催事情報の発信など
コミュニケーションにも
活用
1897年開業の呉服店を祖業とする埼玉県熊谷市の八木橋百貨店。現店舗は地下1階、地上8階の建物で、店内にはエレベーターとエスカレーターを備えています。2021年、武蔵野銀行の店舗を8階に誘致することが決まったのを機にエレベーターをリニューアルし、BUILLINK※を導入しました。八木橋百貨店ではBUILLINKをどのように活用しているのか、取締役総務部長の山岸和彦氏と、総務部奉仕係の佐野晶子氏にお話を伺いました。
125年以上にわたって地域住民に愛されてきた八木橋百貨店では折に触れて売り場構成を見直し、リニューアルを図ってきました。しかし、コロナ禍で買い物事情が一変したことから、売り場の有効活用と顧客の利便性を高める施策を検討し、8階に武蔵野銀行をテナント誘致することにしました。
しかし、銀行は平日営業が基本ですが、百貨店では数カ月に1度、火曜日を休日としています。百貨店の従業員が不在になる休日だけは、銀行のある8階までエレベーターを直通運転に設定する必要がありました。
「以前からBUILLINKをご紹介いただいていて、運転だけでなく、かご内ファンの操作や情報発信にも使える便利な仕組みだと思い、導入することを決めました」(山岸氏)
BUILLINKの操作はインフォメーションセンターに設置されているタブレット端末で行う(左)。シースルーのエレベーターが特徴的な外観。8階には武蔵野銀行熊谷支店・熊谷東支店が入っている(上)
2021年、八木橋百貨店の店内エレベーター4基にBUILLINKが導入されました。運用実務を担っているのは総務部奉仕係の5名です。
「私たち奉仕係は普段、エントランス横のインフォメーションセンターに常駐していますが、BUILLINKはタブレット端末で遠隔操作ができるので、持ち場を離れることなく各種操作ができます。百貨店の休日の前日にはエレベーターの直通運転の設定を行うほか、営業中は気温や日当たりなどを考慮してエレベーター内のかご内ファンの管理を行っていますが、操作画面が分かりやすく設計されているので、5名全員が問題なく操作できています」(佐野氏)
BUILLINKを導入したエレベーター内にはフルカラーの液晶モニターが設置され、日立ビルシステムが配信するニュースや天気に加えて、独自コンテンツを映し出すことも可能です。
「当店では7階催事場で開催しているイベント情報や目玉商品、季節のオススメ商品のご案内などに活用しています。エレベーターに乗っているわずかな時間でも興味を引くようにコピーや色味を工夫しているので、お客さまから『エレベーターで見た催事は何時までやっているの?』などの反響があると嬉しいですね」(佐野氏)
かご内液晶インジケーターでは、お知らせやニュースとともにイベント情報などを一定時間ごとに切り替えて表示する
わかりやすい操作画面で、
作成したメッセージは、
誰でも簡単に登録できる
BUILLINKはエレベーターの稼働状況を遠隔でモニタリングできることも大きな特徴です。
「立体駐車場は店舗から少し離れた場所にあるので、いずれBUILLINKを導入することで管理面での利便性が高まりそうです」(山岸氏)
長らくエレベーターやエスカレーターの保守をお任せしてきたからこその信頼関係があり、相談やお願いごとがしやすくて助かっています。
八木橋百貨店
取締役 総務部長
山岸 和彦氏
地域密着の百貨店としてお客さまに喜んでいただきたいと思って仕事をしています。催事等の告知も楽しんでいただけると嬉しいです。
八木橋百貨店
総務部奉仕係
佐野 晶子氏
店舗の全面改装以来35年間の長きにわたってお取引をいただいています。今後も30年、40年と続けさせていただければ幸いです。
株式会社日立ビルシステム 関東支社
西支店 営業部 部長
野沢 亮一
大切なお客さまの1社として、常日頃からいち早く駆けつけることを心がけています。今後も期待を裏切らないように努めてまいります。
株式会社日立ビルシステム 関東支社
西支店 熊谷営業所 所長
高木 正義
広報誌BUILCARE No.220より