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BIVALE導入事例

一般社団法人 日立市労働者協議会 労働福祉館様セキュリティ機器の更新と合わせ
エネルギーの見える化を導入
ビル設備機器もBIVALEに
統合し効率化を実現

導入のメリット

使用電力量などの
エネルギー管理が
容易に

空調設備など
ビル設備の管理を
一元化

手持ちのパソコンで、
会議室の施錠・解錠時間の
設定も可能

JR日立駅から5分弱の好立地にあり、市民の利用も多い一般社団法人 日立市勤労者協議会 勤労福祉会館は、1997年竣工、床面積約1661平方メートルのテナントビルです。ビルへの入退室管理システムが更新を迎えたのを機に、「BIVALE」を導入されました。その経緯や成果について、事務局長の小野正昭氏と、書記の成田優子氏にお話をお聞きしました。

課題セキュリティ機器の更新及び、
空調設備の見直し

導入背景

勤労福祉会館では以前よりカードキーの入退室管理システムを導入していましたが、経年により機器の更新時期を迎えていました。また、同会館では、竣工時から空調設備として地域冷暖房システムを利用してきました。近隣工場の排熱をエネルギーとして利用する地域冷暖房システムは、エコロジーの観点からは価値のあるものでしたが、温度設定が低・中・高の3段階のみでした。「正直なところ、夏場は冷房にしても温度が下がらず、扇風機を使っていました。逆に冬場は寒く、去年は足元にヒーターを入れて暖をとっていました」と小野正昭氏は振り返ります。

小野正昭氏

課題

今までも日立の入退出管理システムを使用しており、万が一入退室管理のシステムに異常が発生した場合や、セキュリティカードを紛失した場合でも、サポートが手厚い日立の入退出管理システムは、管理面で利便性を感じていたため、今までの機能やサポートはそのままで更新できないかと考えていました。 また、地域冷暖房システムの供給会社が業務を撤退するなどの背景もあり、新たな空調機器の導入が必要でした。

入退室管理、エネルギー管理、
ビル設備管理を統合、
管理の合理化を実現
成果

BIVALEを導入

そこで、日立ビルシステムに相談したところ、「BIVALE」と空調機器の更新をご提案いただきました。「BIVALE」は、インターネットにつながるパソコン1台で、今までと同様の入退室管理ができることに加え、空調設備の管理、さらにはビル設備の管理も可能になるとのこと。これを機に、地域冷暖房システムをパッケージエアコンに更新、見える化を始めとするエネルギー管理、また、今まで別々に管理していたビル設備管理も「BIVALE」に統合することにしました。

室外機 室内エアコン

空調操作パネル

BIVALEの導入効果

・入退室管理
同会館入口の施錠・解錠時間は、通常は基本設定にしていますが、会館内には貸し会議室などもあるため、お客さまの要望によっては施錠の時間を変更しています。「設定は自分のパソコンから、BIVALEの管理画面にアクセス、変更後の施錠・解錠時間を入力するだけで、簡単にできるんですよ。」(成田氏)

入退室管理画面イメージ図

・エネルギー管理
エネルギー管理についても「使い方は思っていたよりも簡単ですぐに覚えられました。また、パソコンの画面で使用電力量がリアルタイムで見える化できるのが便利です。使用電力量が月別にどれくらい変化しているのか、過去に遡ってデータをチェックしています」と成田氏は話します。

エネルギー管理画面イメージ図

成田氏が日常的に利用しているのが、空調のスケジュール制御(切り忘れ防止)機能です。「18時、20時、22時、24時の4回、ビルの空調が一斉に切れるように設定しています。残業があれば、テナント様ごとに再度空調を入れてもらっています。切り忘れ防止機能を設定することで、万が一空調を切り忘れても確実に切れるという安心感があります。テナント様にも評判はいいです」(成田氏)。事務局では定期的に、各テナントに呼びかけ、テナント会議を設けています。BIVALEの導入についてはもちろん、上記の空調スケジュール制御(切り忘れ防止)の設定などについてもきちんと説明が行われています。空調機器の更新、およびスケジュール制御によるエネルギー削減の成果は、「ものすごい効果」だと小野氏は笑みを浮かべます。「本年4月に導入したため、計測できているデータが1年に満たないこともあり、もう少し計測する必要はありますが、月々の光熱費は対前年比を下回っています」。

成田優子氏

管理業務効率も向上

「空調機器の更新により、夏場も冬場も快適になってテナントのみなさんにも好評です。今までもセキュリティやビル設備管理について遠隔監視は行っていましたが、BIVALEの導入によりセキュリティ、空調設備、さらにビル設備の管理が一元化できたことは、たいへんありがたい。管理業務がスムーズに進むようになりました」(小野氏)

抱負空調の制御による
契約電力の見直し

電気の基本料金には、過去1年間の最大デマンド値(最大需要電力)が適用されます。 従って、1ヵ月のうちで一度でも大きなデマンド値が計測されると、以降1年間の電気料金に大きく影響することになります。BIVALEには、デマンド監視機能もあり、あらかじめ設定している電力量を超過する前に空調機器を自動停止、メールで警報を送ってきます。勤労福祉会館のある日立市は、北関東という土地柄、気温が下がる2月に最も使用電力量が高くなります。その数値を見てから契約電力を見直す予定です。契約電力が下がれば、さらにランニングコストも下がることが見込まれます。また、BIVALEは、ビルに入居するテナント様にも専用のIDを配布することにより、テナント様自ら、お手持ちのパソコンで使用電力量を確認することができます。「今後の検討となりますがランニングコストの削減分で、使用電力量の見える化を必要とするテナント様には電気メーターを設置し、各テナント様が自らBIVALEでエネルギー管理ができる権利を付与することを計画しています。各テナント様に電気メーターとBIVALEが導入できれば、各テナントにとってもメリットが生まれるはず。テナント様へのサービス向上につながればうれしいです」(小野氏)

小野正昭氏と成田優子氏

  • 小野正昭氏

    一般社団法人 日立市勤労者協議会
    勤労福祉会館
    事務局長
    小野正昭氏

  • 成田優子氏

    一般社団法人 日立市勤労者協議会
    勤労福祉会館
    書記
    成田優子氏

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