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Hitachi
現場技術者向けAI Safety ソリューション


QRコードとウェアラブルカメラを用いたAI Safety ソリューションの構成イメージ(左)と現場技術者の作業イメージ(右)

今回現場適用を開始した安全アラート機能は、作業現場の危険箇所に設置されたサイネージのQRコード*を、技術者が装着するウェアラブルカメラで読み取ることで、スマートフォンからの音声で注意喚起を行うものです。現場技術者は通常、作業時に指差し呼称で危険箇所を認識しますが、本機能により、音声による再認識を促すことで、安全意識のさらなる向上を図ります。
また、安全アラート機能の運用開始に当たっては、現場技術者の安全確保と業務効率の向上という目的のもと、建物を利用する一般の方などのプライバシー保護にも十分配慮していきます。プライバシー保護の詳細については、「ウェアラブルカメラ使用時のプライバシー対応について」をご参照ください。


ウェアラブルカメラの装着イメージ:ヘルメット脇(左)と胸元中央(右)

*
QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

ウェアラブルカメラ使用時のプライバシー対応について

当社および当社グループ会社*1は、現場でのウェアラブルカメラの使用に当たって、下記の取り扱いを行います。

1. 撮影の目的

以下の目的のため、昇降機をはじめとする建物設備に対する作業の実施状況を撮影します。取得した映像データは、次の1~5の目的に限り利用します。

  1. 当社および当社グループ会社、ならびに協力会社の現場技術者が作業を実施する際の安全確保
  2. 現場技術者による作業の実施状況の把握
  3. 作業品質および安全性の維持・向上策の検討および実施
  4. 現場技術者および管理者に対する教育、その他の人財育成
  5. AI Safetyソリューションおよび関連サービスの開発・改善
*1
株式会社日立ビルシステムエンジニアリング、株式会社沖縄日立、株式会社エレケア

2. 撮影方法

  1. 現場技術者に撮影の事実、目的等を事前説明の上、現場技術者の身体に装着したウェアラブルカメラにより、作業の実施時(事前の準備および事後の退館準備時を含む。)に限り、作業の実施状況を撮影します。
  2. 撮影範囲は、対象となる建物設備およびその周囲で対象作業の実施に必要な範囲に限るものとし、施設所有者または施設管理者から撮影を禁止された場所では撮影を行いません。
  3. 撮影中、施設所有者または施設管理者が所有・管理する建物を利用する一般の方が映り込まないよう、万全の注意を払いますが、万が一映り込んだ場合でも、撮影と同時に自動的に人物の顔にマスク処理が施されるため、保存される映像に特定の個人を識別できる個人情報は含まれません。

3. 撮影映像の取り扱い

  1. 作業の終了後、撮影した映像は、現場技術者の業務用スマートフォンに保存されます。なお、スマートフォン内に保存された当該映像を取り出し閲覧できるのは、日立ビルシステムの管理部門または技術部門の管理者に限られ、第三者に撮影した映像を提供することはありません。また、撮影した映像は暗号化した上で保存されるため、第三者により不正に閲覧されることもありません。
  2. 撮影した映像の保存期間は最長一カ月とし、法令または契約上保存する必要がある場合を除き、保存期間終了後に当該映像を削除します。


一般の方に自動的にマスク処理を施した写真