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ニュースリリース:2019年


2019年4月2日
株式会社日立ビルシステム
取締役社長 関 秀明

日立ビルシステム2019年度入社式 社長メッセージ(抜粋)

入社おめでとうございます。今年も多くの新しい仲間を迎えることができ、大変にうれしく思っています。皆さんを心から歓迎し、この縁を大切にしたいと考えています。

ビルシステム事業の歴史と現状

私たちは、1920年代に日立製作所がエレベーターの製作を開始して以来、100年近いビルシステム事業の歴史を有しています。その中で、日立ビルシステムは1956年に設立され、昇降機やビル関連製品のメンテナンスサービス事業を主体として運営してきました。両社は、2014年度以降、一体経営を進めており、エレベーター、エスカレーターの開発から製造、販売、サービスまで一貫して事業展開しています。日本、中国、タイの製造拠点をはじめ、多くの国・地域で事業を展開しており、ビルを利用する世界中のあらゆるお客さまに、安全、安心、快適、便利な生活を届けることが私たちの使命です。

グループ・アイデンティティ

日立グループは、1910年に日立鉱山の付属事業のベンチャー企業として小さなモーターの生産をスタートしたことがルーツで、その後、さまざまな困難を克服し、成長を遂げてきました。この原動力となっているのは、グループ・アイデンティティです。日立グループ・アイデンティティとして、日立創業の精神である「和、誠、開拓者精神」、企業理念である「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」があります。これを礎として、ビルシステム事業においては、「“人・ビル・社会”に新たな価値を提供し、持続可能な社会の実現に貢献する」ことを企業理念としており、経営ビジョンとして「ビル事業に関わる全ての人から高い評価をもらえるリーディングカンパニーになる」ことをめざします。この価値観はビルシステム事業の歴史の中で育まれ、共有し続けてきた大切な価値観であり、私たちの仕事に脈々と息づいています。

大切な3つの言葉

皆さんの成長と活躍に向けて、特に大切な3つの言葉をお伝えします。
1つ目は「誠実」です。私たちの事業成長はお客さまの信頼なくしてあり得ません。お客さまに喜んでいただけることを常に考え、誠心誠意対応するという地道な仕事の積み重ねから信頼が生まれます。
2つ目は「挑戦」です。昇降機メーカーとして私たちよりも大きな会社が世界にはあります。ですから、様々な制約や限られた資源の中でも私たちだからできること、私たちにしかできないことは何かを考え、理想への挑戦と革新を続けていかなければなりません。これが私たちの伝統である開拓者精神です。皆さんも夢を描き、その実現に向けて思い切って挑戦し続けてください。皆さんの挑戦から新たな価値が生まれることを期待しています。
3つ目は「団結力」です。これから皆さんが仕事をしていく上で、担当業務や部門の違いにより相手と対立することもあると思います。しかし、「“人・ビル・社会”に新たな価値を提供し、持続可能な社会の実現に貢献する」という目標は同じであることを忘れてはなりません。個々の利害にとらわれることなく皆で協調し、世界の仲間と共に企業価値を高めていきましょう。

「基本と正道」と「安全第一」

皆さんは社会の一員として、ルールを遵守し、常に「基本と正道」「損得より善悪」を基準に考えて行動してください。また、何よりも自分と、他の人の健康を大切にしてください。そして、決して災害を起こさぬよう、「安全第一」で行動してください。皆さん一人ひとりが、会社の代表だという自覚を持って、正々堂々と、かつ安全に行動してください。
ここまで述べた価値観をしっかりと身に付け、皆さん一人ひとりが振る舞うことで、お客さまから支持され、選ばれる会社になります。私たちがやるべきこと、私たちにしかできないことを考え、お客さまにお届けしていきましょう。

以上

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