2016年9月2日
株式会社日立製作所(執行役社長兼CEO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐藤 寛/以下、日立ビルシステム)は、このたび、日本空港ビルデング株式会社の協力により、日立が開発したヒューマノイドロボット「EMIEW3」を活用した旅客サービスの実証実験を、9月2日から羽田空港国内線第2旅客ターミナルで開始します。日立と日立ビルシステムはこの実証実験を通して、空港などの公共スペースや商業施設など人が多く集まる場所での接客・案内サービスの充実に向けた、新たな付加価値の創出をめざします。
これまで、日立は、人と対話し行動するロボット「EMIEW」を2005年に開発し、その後改良を重ね、2016年4月に「EMIEW3」を発表しました*。「EMIEW3」は公共スペースや商業施設などにおいて、サポートを必要とするお客さまのもとに自ら移動し、接客・案内などのサービスを通して、お客さま業務の支援を行うことを目的に開発したヒューマノイドロボットです。
羽田空港は国内旅行客のみならず、訪日外国人旅行客を迎える世界との玄関口であり、そこに集まるすべての人に対するバリアフリー化や情報アクセシビリティの向上が求められるとともに、世界に向けて日本の最先端技術を発信することができる場所でもあります。今回、羽田空港で実施する実証実験では、「EMIEW3」の持つ多言語対話機能や自律走行機能を活用し、お客さまへ店舗、施設などの情報案内や目的地への誘導を行います。これらの案内業務サポートを通して、多様なお客さまに合わせたサービス品質の向上、案内方法の最適化によるスムーズな移動の実現などを行っていきます。
なお、ステップ2,3はそれぞれ前段階での実証実験の結果・評価にもとづき、内容・場所を検討します。
図1. 実証実験のイメージ ステップ1
図2. 実証実験のイメージ ステップ2
株式会社日立製作所 ビルシステムビジネスユニット カスタマー・サポートセンター
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