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ニュースリリース:2015年


2015年9月7日

日立昇降機の製品、サービスに関する基本コンセプト
「HUMAN FRIENDLY for Hitachi Elevators/Escalators」のエレベーターコンセプトモデルを公開

株式会社日立製作所(執行役社長兼COO:東原 敏昭/以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(取締役社長兼COO:佐々木 英一/以下、日立ビルシステム)は、日立の昇降機製品やサービス全般に関する基本コンセプト「HUMAN FRIENDLY for Hitachi Elevators/Escalators(以下、HUMAN FRIENDLY)」を具現化したエレベーターコンセプトモデル「HF-1」を開発し、本日公開しました。「HF-1」は利用者に心地よい、上質な空間を提供するため、かご内の空間全体や細部のパーツに至るまで圧迫感を感じさせない丸みを帯びたデザインを用いたほか、視認性を高める縦長液晶ディスプレイなどが採用されています。

HUMAN FRIENDLYとは、人間の無意識の行動に先回りして応えるデザインとインターフェース技術を融合させた日立の昇降機製品やサービス全般に関する基本コンセプトです。普段、昇降機を利用する際、人間が無意識に期待する「スムーズで安全な移動」「利用時の快適性」などに対応した、誰にでも利用しやすい昇降機の開発をめざし、本年7月に策定しました。

今回、公開した「HF-1」は、HUMAN FRIENDLYを具現化したエレベーターのコンセプトモデルとして、世界的なプロダクトデザイナーである深澤直人氏がデザインと監修を担当しました。従来から搭載してきた安全・安心・快適機能に加え、角を極力排除した丸みを帯びたかご内とすることで、利用者が無意識に寄りかかった際に「優しさ」「親しみ」などの心地よさをもたらすデザインが採用されています。また、視認性を高める縦長液晶ディスプレイにより、自分が乗っているエレベーターの現在位置を直感的に認識させることで、目的階に到着するまでの動きをイメージしやすくしました。さらに、時刻に合わせて照明の色調を変化させることで、かご内の清々しさ、暖かみなどを演出し、利用者に心地よさを与える機能を有しています。

今後、日立はHUMAN FRIENDLYのコンセプトに沿った次世代のエレベーター、エスカレーターの開発を進めるとともに、サービスメニューの拡充についても図っていきます。

コンセプトモデル「HF-1」の特長

1.丸みを基調としたデザイン

かごの入隅だけでなく、かご内の空間全体や細部のパーツに至るまで、角を極力排除した丸みを基調としたデザインを採用することで、利用者に圧迫感を感じさせない空間づくりを追求しました。かご内の四隅が丸みを帯びることで、人間が無意識に寄りかかったときに肩がちょうど収まる心地よさを感じることができ、角を作らないことで「優しさ」「親しみ」を五感に訴えるデザインで設計されています。

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2.視認性を高める縦長液晶ディスプレイ

かご内インジケーターに、縦に長い液晶ディスプレイを採用しました。縦長の階床表示は、建物の高さを連想させ、自分が乗っているエレベーターの現在位置を直感的に認識することになり、目的階に到着するまでの動きをイメージしやすくします。

3.時刻に合わせて色調が変化するかご内照明

全面発光の照明は、シルバーの側板との組み合わせにより上質な空間づくりを実現します。また、昼間は活動的な白色、夜間はやすらぎのある電球色など、あらかじめ設定した時刻で自動的に切り替える機能を搭載しており、かご内の清々しさ、暖かみなどを演出し、利用者に心地よさを与えます。

※画像はコンセプトモデルのイメージです。

本件お問い合わせ先

株式会社 日立製作所 都市開発システム社 カスタマー・サポートセンター
電話:0120-508-104 (フリーダイヤル)

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