ニュースリリース：2013年

人材開発センターに新研修棟を建設、
昇降機やビル設備の施工・保全の人材育成体制を強化

　株式会社日立ビルシステム(取締役社長：佐々木 英一／以下、日立ビルシステム)は、このたび、国内・海外における昇降機およびビル設備管理事業の拡大に向けた人材の育成体制強化の一環として、東京都足立区の人材開発センターに5棟目の研修棟を新たに建設します。新研修棟は、昇降機やビル設備の施工・保全などに携わる技術者教育のために実習用の昇降機、ビル設備などを備えており、2014年春から運用を開始する予定です。

新研修棟建設の背景

　日立ビルシステムは、昇降機やビル設備の施工・保全などに携わる技術者の総合的な教育・育成を行うための拠点として、東京都足立区に人材開発センターを設置しています。人材開発センターでは、事業範囲の拡大に伴って継続的に教育施設の充実を図っており、現在、実習用の昇降機やビル設備を備えた4棟の研修施設において、日立ビルシステムおよび関連会社の施工・保全技術者の座学研修や実技訓練を実施しています。
　このたび、今後の国内・海外における事業の拡大と、これに向けた人材育成の必要性を踏まえ、旧機種から最新機種、国内機種から海外機種にまで至る多様な昇降機に対応する実習設備の充実、昇降機やビル設備の保全サービスや新設・リニューアル工事に関する教育コースの増設、および日々進化するセキュリティ・省エネ商品への対応力の強化をめざして、人材開発センターに5棟目の研修棟を新たに建設します。新研修棟は2013年4月に建設に着工し、2014年春から運用を開始する予定です。

新研修棟の概要

　「受講者全員が機器に触れ、実践的な技能の習得や勘所を押さえられる、より現場に近い環境づくり」をコンセプトに、新研修棟には昇降機の各種実習のため、将来の新機種・海外機種の導入までも見据えて、新たにエレベーター20台、エスカレーター5台の設置スペースを設けるとともに、全ての実習室に昇降機の主要部位を模擬した実習装置を設置します。
　また、最新の統合型ファシリティマネジメントソリューション「BIVALE(ビヴァーレ)」を核とした、セキュリティ・空調機器の遠隔監視制御システムの実習設備なども配置します。
　さらに冷熱機器の実習設備においては配管類を極力露出させ、設備全体を可視化することで受講者の理解を深めるなど、教育効果向上のための工夫を行います。
　人材開発センターの既存の研修施設についても、実習室のスペース拡張、昇降機の実習装置の増設などの改装を行い、実技訓練主体の教育機能を強化します。

　日立ビルシステムは、新研修棟建設により「実技訓練」主体の教育機能を充実し、昇降機やビル設備の施工・保全に携わる技術者の技術力のさらなる強化を図ります。また、研修センターを日立ビルシステムだけでなく、国内・海外の関連会社の教育支援を行うグローバル教育拠点として位置づけ、今後も引き続き、ビルオーナーや施設利用者に安全・安心・快適なサービスを提供できる人材育成に注力していきます。

新研修棟の仕様

お客様からのお問い合わせ先

株式会社日立ビルシステム 人材開発センター[担当：山田、竹内]
〒120-0002 東京都足立区中川四丁目16番29号
TEL 03-5697-2351 (直通)

報道機関からのお問い合わせ先

株式会社日立ビルシステム 法務部[担当：野中、小川]
〒101-8941 東京都千代田区神田美土代町7番地
TEL 03-3219-9176(直通)