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ニュースリリース:2012年


2012年12月3日

昇降機やビル設備の保全・検査技能を競う
「全社技能オリンピック大会」を開催

 株式会社日立ビルシステム(取締役社長:佐々木 英一/以下、日立ビルシステム)は、11月26日(月)から28日(水)までの3日間、同社の亀有総合センター(東京都足立区)において、「第13回 全社技能オリンピック大会」を開催しました。

 「全社技能オリンピック大会」は、日立ビルシステムで昇降機やビル設備のメンテナンスや検査などに携わる全国のエンジニアの代表が業務知識と技能を競うとともに、競技を通して全エンジニアの技術力・業務品質のさらなる向上を図ることを目的に、1992年に「全社技術・技能競技会」としてスタートし、現在は隔年で開催しています。
 13回目となる今回の大会には、日立ビルシステムの全国10支社および関連会社4社から選抜されたエンジニア76名(43チーム)が参加しました。参加選手は昇降機保全部門、昇降機定期検査部門、ビル設備部門、冷熱機器部門の4部門に分かれて、保全技術や製品などに関する実務知識を問う学科試験と、作業の安全性・正確性・作業時間などを競う実技試験(各部門4~5競技)の総合成績で、各部門の最優秀賞を争いました。

 今回の大会では、昇降機やビル設備の保全・定期検査作業や、検査結果の施設管理者への報告など、従来から行われている実際的な競技課題のほか、最新の統合型ファシリティマネジメントソリューション「BIVALE(ビヴァーレ)」のコントローラー(ビル設備の監視制御装置)の取り付け・設定作業など、新しい商品や昨今のユーザーニーズを反映した競技課題を取り入れています。
 3日間にわたる競技の結果、昇降機保全部門では日立ビルシステム中国支社、昇降機定期検査部門では同東京総支社、ビル設備部門では同横浜支社、冷熱機器部門では同東京総支社の代表選手が最優秀賞を獲得し、表彰状と楯、およびチャンピオンバッジが授与されました。

 日立ビルシステムでは、「全社技能オリンピック大会」のほかに、主に国内の関連会社・協力会社のエンジニアを対象に昇降機やビル設備の保全・改修などの作業における安全行動の技量を競う「HBS*1安全競練会」と、中国・東南アジア・インドなどの海外の関連会社のエンジニアを対象にした「海外安全競技会」を毎年開催しており、グループ横断的かつグローバルに保全技術および安全意識の向上に努めています。今後も引き続き、ビルオーナーや施設利用者に安全・安心・快適なサービスを提供できる人材育成に注力していきます。

*1HBS:Hitachi Building Systems(日立ビルシステム)

各部門の実技試験の説明

  1. 昇降機保全部門
    エレベーターの巻上げ機関連機器の診断・絶縁試験作業や制御装置の診断作業、エスカレーターのハンドレールの調整作業などを競技課題としています。
  2. 昇降機定期検査部門
    ロープ式エレベーターおよび油圧式エレベーターの定期検査の主要作業を抜粋して実施し、検査完了後に指摘事項を反映した報告書を作成するまでを競技課題としています。
  3. ビル設備部門
    ファシリティマネジメントソリューション「BIVALE」のコントローラーの取り付け・設定作業のほか、防犯カメラシステムの保全作業、給排水設備機器の故障対応作業などを競技課題としています。
  4. 冷熱機器部門
    吸収冷温水機の暖房切替と付帯設備の定期点検作業、また本機器の主要部品である燃焼装置の部品交換・調整作業、および施設管理者への報告などを競技課題としています。

写真 エスカレーターのハンドレール調整作業

エスカレーターのハンドレール調整作業

写真 「BIVALE」コントローラー取り付け・設定作業

「BIVALE」コントローラー取り付け・設定作業

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株式会社日立ビルシステム 人材開発センター[担当:山田、竹内]
〒120-0002 東京都足立区中川四丁目16番29号
TEL 03-5697-2351 (直通)

報道機関からのお問い合わせ先

株式会社日立ビルシステム 法務部[担当:野中、小川]
〒101-8941 東京都千代田区神田美土代町7番地
TEL 03-3219-9176(直通)

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