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au携帯電話を活用した昇降機のメンテナンスシステムを業界で初めて導入


2005年9月5日

株式会社日立ビルシステム
KDDI株式会社

モバイルソリューションで作業の迅速化と精度を向上

株式会社日立ビルシステム(本社:東京都千代田区神田錦町、取締役社長:髙橋 秀明、以下:日立ビルシステム)は、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区飯田橋、代表取締役社長:小野寺 正、以下:KDDI)のBREW(R)*1 搭載au携帯電話に昇降機*2 メンテナンス業務用アプリケーションを装備したシステムを、10月1日から業界で初めて導入します。
約50年培ってきた昇降機のメンテナンスシステムと、携帯電話のセキュアなリモートアクセス環境とを融合させることで、「お客様情報の強固な保護」、「お客様のもとへより一層素早く駆けつけられる仕組み」、「現地での稼動データ解析及びメンテナンスレポートの印刷」の実現など、お客様のご要望にリアルタイムに対応できる、携帯電話の利点をフルに活用した新システムを開発しました。新システムの特長は以下の通りです。

新システムの特長

  1. 概要
    様々なアプリケーションに対応する親和性と大容量アプリケーションの実装が可能なBREW(R)搭載のau携帯電話に、日立独自の昇降機メンテナンス業務用アプリケーションを装備し、昇降機の運転操作、機器のチェックや設定、遠隔診断システムと連携した自動点検の指令送信などが可能となります。また、電波の届かない場所でも、PCやPDAのように携帯電話のアプリケーションを使用することが可能です。
  2. セキュリティ強化
    お客様の情報やメンテナンス作業スケジュールなど、作業に必要な情報は全て日立ビルシステムのデータセンターへアクセスして参照することにより、携帯電話に情報を残さない、高度なセキュリティシステムを実現しました。昇降機だけではなく、お客様の大切な情報もお守りします。
  3. 緊急対応の迅速化
    故障時やお客様からの緊急連絡時も専門技術者が常備する携帯電話と、当日の巡回スケジュールから現在位置や動態を把握することで、お客様のもとへ、より一層素早く駆けつけられる仕組みを構築しました。
  4. リアルタイムネットワークの実現
    当日の点検結果と、携帯電話で収集する昇降機の稼動・診断データとを融合させた、新メンテナンスレポート(A4サイズ・カラー仕様・作業写真付き)を、専門技術者が携帯する小型プリンターを使って現地で作成・提出することで、より分かりやすく総合的な作業報告が可能となります。

日立ビルシステムは、携帯電話とITを駆使した、新たな昇降機メンテナンスシステムで、お客様により緻密でより高度な安全メンテナンスを提供します。

KDDIは、自由度の高いアプリケーションプラットフォーム「BREW(R)」を利用し、大容量高速通信サービスのau携帯電話「CDMA 1X WIN」を、法人のお客様にもより柔軟にご利用いただける環境を整え、優れたモバイルソリューションの可能性を広げていきます。

  1. BREW(R)およびBREW(R)に関連する商標は、QUALCOMM社の商標または登録商標です。
  2. エレベーター及びエスカレーター。

携帯電話を使ってのエレベーターメンテナンスの模様

携帯電話を使ってのエレベーターメンテナンスの模様

本件に関するお問い合わせ先

株式会社日立ビルシステム 法務部 (広報担当) 山添、小川、平野
〒101-8941 東京都千代田区神田美土代町7番地
TEL 03-3219-9176(直通)

KDDI株式会社 広報部 企画・報道グループ (担当) 渡辺
TEL 03-6678-0690(直通)

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